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自己紹介 今年は映画見れてないです。

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
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1.  悪い種子 《ネタバレ》 可愛らしいまるで天使のような洋少女。 しかし、なんということでしょう。彼女はサイコパスだったのです。 つまり殺しまくりというわけです。 幼女が殺人鬼という当時としては衝撃的な内容は、 某雑誌で伝説のトラウマ映画として紹介されていました。 実際はトラウマ映画というよりも良質なサイコサスペンス映画でした。 母にとっても子にとっても「悪い種子」を受けたことは悪運程度の些細なことだったのかもしれません。 そのような運命にあながうかのような親子愛は歪な中にあっても感動的でさえありました。 しかし無邪気に何も知らず、自分の欲しいもののために殺しまくる少女は狂気じみて身勝手です。 天使のような見た目とのギャップが凄まじいのが本作の見どころの一つです。 最後に山場らしいものを持ってきますが、 それよりも一段階前で終わってくれた方が悲壮的な親子愛がひきたって美しかった気もします。[DVD(字幕)] 8点(2015-01-11 15:11:56)《改行有》

2.  見知らぬ乗客 《ネタバレ》 たまたま列車であった男。 頭がキレるけどキチガイだった。 なれなれしい異常者にちょっと話を合わせただけで事件に巻き込まれてしまう何とも迷惑な話。 自分の計画を話しただけで行動に出てしまう異常者のとんちんかんさもあるが、 曖昧な返事でその場をやりすごすことで自分に起こってくることが描かれていて面白かった。 この異常者は不条理でかなり不気味だ。コミニケーションの成り立たないサイコな怖さがある。 また主人公には依存心の強い奥さんがいて、これもかなり怖い。まさに寄生虫といった感じだ。 こんな怖い人たちに取り囲まれた主人公どんだけって感じですが、ヒッチコックの映画らしく?少し離れたところに愛人や仲間と呼べる理解者が数人いるので少しは安心です。 メリーゴーランドのシーンはかなり迫力があって、何かの映像トリックかなと思われるものが顕著に出てて印象深かった。 あと、邦題がけっこう好きです。[DVD(字幕)] 7点(2014-04-30 23:59:30)《改行有》

3.  宇宙戦争(1953) 《ネタバレ》 正直スピルバーグ版には期待してませんでしたが、このオリジナル版は非常に期待していた。 リメイクされる作品=名作という式が自分の中で成り立っていたからだ。 そして観てみて分かったのですが、名作という程ではないようです。 特撮は素晴らしく、視覚的な部分では映画史に残る重要な位置づけの作品なのでしょうが、 アカデミー賞で特殊効果賞しか受賞できなかったのも頷けます(賞だけで凄いですが)。 視覚以外の点では凡作に見えてしまうかも。 リアリティはSFとしてはあったと思います。 例えば避難する場面は素晴らしかった。人々が避難した後の空虚な町並みも良かった。 そして、町で集団パニックになって、人々が奪い合ったり破壊したり、混乱してメチャクチャな感じが素晴らしかった。 集団ヒステリーといったものが見事に描かれてたと思う。 リメイクでもここら辺が生きていたと思う。 あと、街が火星人の機械に破壊される場面が面白かったです。「ピロピロピロ」だとか間抜けな音ではあるが、しかし不気味でもある。 、、、物語が勝手に終わってしまった印象を受ける。 なかなか面白い作品でしたが、僕はこの作品に「2001年宇宙の旅」や「ミクロの決死圏」のような超名作SF並の内容を期待してしまった為にちょっと残念でした。 もちろん、それは僕が勝手に期待を押し付けただけなんですけど。 (2009年の映画メモをもとに)[DVD(字幕)] 6点(2013-06-04 22:16:18)《改行有》

4.  情婦 《ネタバレ》 いや、だまされた! 鮮やか過ぎる非常に巧緻なトリックだったと思う。 観客を引き込む手腕はさすが。 ここまで騙せるのは巧み過ぎる人物の描写によるものと思う。 人間味があふれ、品に満ちた素晴らしい映画だ。 特別好きなジャンルでもないけど完璧さに圧倒された。 普通は映画の欠点を見つけてそれを指摘することは容易だと思うけど この映画の欠点を指摘することは僕にはできない。[DVD(字幕)] 9点(2013-04-30 01:18:30)《改行有》

5.  雨に唄えば 《ネタバレ》 ミュージカルの真髄を見た気がした。 一流のエンターテイメントだと思った。 僕はミュージカルが特別好きというわけではないですので、 やり過ぎともいえるミュージカルに戸惑うところもありますが非常に愉快でした。 中盤の「雨に唄えば」の場面が非常に感動的で素晴らしいと思いました。 ミュージカルは人に感動と希望を与えてくれると思いました。 ミュージカル映画の中では個人的にtop5以内に入る映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-20 23:53:03)《改行有》

6.  愛情物語(1956) 《ネタバレ》 良い映画だと思った。 感動作だ。 恋愛の持つ両面を描き、やがて愛情にかわってゆく。 人は愛情に生き、愛情に生かされてるとさえ思える。 愛情が人から人へと渡る様がささやかに描かれる。 ショパンのピアノ曲の繊細さは人生の儚さを思わせる。 しかし人は、愛情というかたちで人の心の中に永遠に生き続けるのかもしれない。[DVD(字幕)] 9点(2013-04-20 23:50:47)(良:1票) 《改行有》

7.  七人の侍 《ネタバレ》 5年くらい前、1回目に見たときは韓国版の激安輸入DVDだったからか、 劣悪な画質と異国語字幕のためかあまりいい印象ではなかった。 その上で少々背伸びをしたのであまりに酷い感想文になった。 それを少し改めたい。 まずこの映画は 農民たちの貧窮を見事に描いている。 ここまで絶望的に弱者を描ききった映画もなかなかないと思う。 戦のシーンは圧倒的だった。 この映画ほど臨場感のある戦のシーンは他に見ない。 ここまで徹底して戦を描いた映画は知らない。 たぶん映画におけるリアリティとはこういうことをいうんだろうと思った。 実は自分が1回目に見て一番印象に残っている場面は仲間集めの場面でも戦場面でもなかった。 最年少の勝四郎が森に入って行き、まるで少年のようにはしゃいでいる場面。 川のせせらぐ静かな森。 祠の辺に咲いている花を摘んだ後のことだ。 奇妙な音楽が流れだして花の咲き乱れる不思議な世界に迷い込む。 花の上に寝転んでボーっとしていると川のせせらぐ向こう側に 花を摘む不思議な服装をした若い女性が現れるという場面。 まるで桃源郷か竜宮城かわからないが不思議な世界。 この幻想的な場面が忘れられずにいた。 もうひとつ、菊千代 (三船)の演技は愉快であるが常軌を逸していて狂気ともいえる。 この七人の侍は正統派映画ど真ん中でありながら物語の中に神秘性や狂気を盛り込むことをも忘れていないところが個人的に素晴らしいと思う。 キャラクター性が素晴らしいのに”キャラクターもの”に成り下がらないのはそれだけ物語が強いからだろうか。 ちなみに自分はキャラクターの中では久蔵が好きだ。 [DVD(邦画)] 9点(2013-04-03 23:50:21)《改行有》

8.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》  ここまで素晴らしい心理描写を自分は見た事がありません! 法廷サスペンス?ぼく裁判とかよく分からないしぃ、眠くなっちゃうんだよねぇ。。。 否いや!眠くなるどころか、目を離すスキも与えてくれません! 次から次へと何かが展開してゆきます。 僕も偏見により「有罪側」にいましたが、どんどん裏切られました。 絶対に真実だと誰もが疑わなかった事が、どんどん揺らいでゆく様は見事です。 人物描写が素晴らしく、キャラクターが個性豊かで、皆それぞれに存在意義があるように思います。とても演技とは思えません! 皆がそれぞれの意見を持っているというか、その人の考え方はその人にとっては正しいのだと思います。それが一つの部屋で交錯するので、とても激しいです。 一人の人間を人間が裁くというのはとても恐ろしい事だと思いました。 とても責任が重くて、凄く慎重にならなければいけない。自分の偏った考えや、自分が感情的になっている事に気づかない事も多々あるので、そういう部分も真実を曇らせます。 真実なんて誰も分からないのですが、それでも出来るだけ真実に近づけないといけない。 大変だなと思いました。 この作品ではそういった事をとても重大に扱っているように思います。 最後に、みんながバラバラになる場面が良かったです。 (※上の感想文は2009年3月29日に書いたものです) [DVD(字幕)] 10点(2012-05-09 03:08:06)《改行有》

9.  イヴの総て 《ネタバレ》 (2009年の映画メモをもとに) 僕は容量が悪い人間だ。 だからイヴみたいに容量のいい人間を見ているとなんだかイライラしてくるな。 イヴの表情を見ているとなぜかイライラしてくる。 たぶんイヴは頭が良くて気が利くけど、大キライです。 誰からも良く思われるようにして自分だけ伸し上ろうと考える人は嫌いです。 ズルい手段を使うから。 調子のいい弁解の女王イヴに終始イライラ。 主演イヴ役はここまでに厭らしい役を見事に演じられております。 でも実際にそうしないと生きていけない世界があります。 マーゴなんて気の毒でみていられません。 イヴですが、まあでも自分がやったのと同じように相手にもやられるんでしょーね。 相手を蹴落として頂点に立ったと思ったら、今度は同じふうに蹴落とされて座を奪われて転げ落ちるのがオチですって。 またズルい手段で頂点を勝ち取っても、その地位は急所をつかれると案外モロいのかもしれないとこの作品は教えてくれているようです。 イヴが弱点をつかれて、あまりにもモロく崩れ落ちたのを見てそう思いました。 美貌の悪人が弱点を突かれるほどおもしろいのはありません。 「人を利用する人間」は「人を利用する人間」としか結びつかない。 似た人間同士が結びつくのだから。 イヴ=悪役という見方が正しいのか知りませんが。 マーゴの大女優ぶりが見事でした。 [DVD(吹替)] 8点(2012-04-13 01:10:04)《改行有》

10.  大アマゾンの半魚人 《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに) 魚系のホラーっていうのは生物的に不気味です。 それとは裏腹に 考古学ロマンがあります。探検の場面でワクワク。ジャングルの奥地、、、 もう男の本能である冒険心を自分の中にも発見します。 どうやら「インディージョーンズ」「ジョーズ」の原点となったSFホラーの名作らしいですが、そんな雰囲気はあります。 ライトに照らし出された怪物のオドロオドロしい姿。 ぬいぐるみを着ただけなのに生々しいです。 怪物としての迫力があります。 水中で映る怪物の表情はとても見事です。 怪物が水中の暗闇に消えてゆく感じは素晴らしいです。 怪物が美女の脚に触れるか触れないかのギリギリな緊張感がたまりません! 水中の藻の影に潜んでいる怪物の姿は本当の海の生物と化してます。 捕えられた怪物が水槽から覗く表情が奇妙で面白いです。 恐ろしい怪物も美女には弱いんだなぁ、といった「美女と野獣」ならぬ「美女と怪物」映画でした。 しかし怪物の最後が悲しそうでした。 他の怪奇映画にないヌメヌメジメジメした亜熱帯の恐怖が魅力です。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 02:00:20)《改行有》

11.  黄金の腕 《ネタバレ》 人が何かに溺れてしまうということはとても恐ろしいことです。 僕自身が依存傾向にあるので溺れることの恐怖は強い。 溺れるというのは先が見えないし出口が真っ暗な感じがして恐ろしい。 そんな依存症の恐怖があります。 一度依存症になると死ぬまで依存症であると聞いたことありますが、 この映画もそれくらい深刻です。 薬に溺れ、人に溺れて大変な泥沼化します。 主人公フランキーは様々な悪い人間に溺れてゆきます。フランキーは誰も信じられる人がいない状況で、 チビは良い友達でしたが、フランキーが逮捕されるキッカケになってしまいました。 麻薬売りの男とか本当に悪い人間で、ああいう人間は、もし溺れている人を見つけるとそれを餌にどんどん利用してきます。人の弱点を餌にするような人間と一緒にいると泥沼にはまります。 依存したり利用されるのは自分が弱いからなんですけどね。 この作品の中では誰も何も信用できないのが砂漠のように恐ろしい。あの医者が持ってきた「背骨を矯正する機械」を見れば、それはこの作品の中の胡散臭さを代表しているようです。 マリーは奥さんと比べ、献身的な感じで、一緒に苦しみ、フランキーの状態が良くなることを神に祈ってくれたから、とても良い女性のように僕は感じました。唯一母性が表れていた人物かと思います。 奥さんですが、フランキーの人生を狂わしている張本人の一人です。 僕にはあの奥さんの存在こそがフランキーが麻薬に手を染めてしまった原因だと思えてなりません。 奥さんは嫌な存在ですが、最後に笛をピー!と吹きながら飛び降りる場面では、何か大変なものを心に抱えていたのだとも思えて、可哀想にもなってきます。「愛しているわ、、、」と最後につぶやく奥さんを見ると、「愛って何なの?」みたいな気になります。 奥さんの言う愛は愛ではなかったのだと思いますが、それを愛だと信じていた奥さんも気の毒に思えます。 人を追い込む愛というのはあり得ないからです。 依存の深刻さとそこに人間の心の「闇」の部分を見事に描ききった作品かと。 ジャズ音楽はフランキーが溺れてゆく様を効果的に表現していました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-02 02:13:23)(良:2票) 《改行有》

12.  雨月物語 《ネタバレ》 (当時の映画メモをもとに編集) 日本の美しさというものを思い知らされました。 特に沼を船で渡る場面は美しいです。深い霧が渦巻いていて、凄く幻想的な感じがしました。 まるであっちの世界に繋がっていそうな、消えてしまいそうで異様な感じです。 “美しい女”は、とても怪しい美しさでまた異様です。 ああいう黒髪を見ると、日本人の深い何かを感じて怖いです。 付き添いのおばあさんも、怪しい感じがとてもよく出ていたと思います。 主人公の陶工の奥さんがとても母親みたいに優しくて、とても悲しかったです。 現実と幻想を描き男と女の違いが身に染みた圧倒的な物語でした。 (男とは現実を見失うものかもしれません) とても深くて異様な美しさです。 (以前は悪意に取り憑かれた心を害するレビューをしてすみませんでした。) [DVD(邦画)] 9点(2012-02-27 23:30:55)《改行有》

13.  ロボット・モンスター 《ネタバレ》 糞過ぎる!糞過ぎるぞ!ゴリラの着ぐるみと潜水帽を被ったショボショボ宇宙人、、、支離滅裂なストーリー展開、、、画面がビカビカ点滅する不快な演出、、、不明なシャボン玉、、、アホなほど平和な結婚式、、、とくに意味不明な爬虫類同士の対戦、、、手元にある資料によれば、監督のフィル・タッカーという人は最低映画の帝王であるエド・ウッド監督の助監督を務めていたらしいがその事実を恥と思い、未だに認めていないという。恥じるとは失礼ではありませんか、タッカーさん!アンタも相当のもんですゼ!緊張感の無さとマヌケな感じがこの作品の良いところかもしれない。ある意味で癒し系のヒーリングムービー(でもイライラする人は多いと思う)。隙だらけで突っ込みどころが満載。宇宙人が地球人の女性に欲情してしまうというハチャメチャさはSF映画の枠を超えました。理屈抜きでも最低映画特有の雰囲気に満ち満ちた本作は超マニアなZ級映画ファンにしか薦めない。最低映画の中でもかなり有名な作品と書いてあるが、見る価値一切無し!の消灯映画。再生3分で人生オワタ気分に包まれるフューネラル・シネマ。珍品としての史料価値しかない・・・[DVD(字幕)] 1点(2011-05-26 23:47:46)(笑:1票)

14.  ガンヒルの決斗 《ネタバレ》 とても深い友情を描いた作品だと思います(クサいですかね、、、)。「熱い友情」とか、単純なのじゃなくて、もっと深いというか、友情にはいろんな側面が含まれていると感じました。 この作品を観て、保安官マットとクレイグは本当の親友だったと思います。 その深すぎる友情のために、とても哀しい悲劇になってしまったことを今回は見せていただきました。友情によって起こってしまう悲劇も沢山あると思います。 妻を殺されたマットの気持ちは伝わってきますし、クレイグの気持ちもそれなりに分かります。親友でありながらお互いを敵視しなければならない葛藤とかがしばしばあって、友情についていろいろ考えさせられます。 とにかくバカ息子をどうにかしてくれ!、、、 僕自身は「友情なんてクソ喰らえ」って考え方でいるんですけど、「友情」をテーマに描いた作品は好きです。しかも僕の経験上、「仲の良過ぎる親友はいずれは敵になる」という確固たる考えがあります。今回はこの作品を観てその考え方を強めた反面、「友情」にはただそれだけではない、もっと深い何かがあると考えさせられました。 まぁ、僕はまだこの作品を観たりない部分も多々ありますが、この作品は「友情」をテーマに描かれた作品の中では傑作といえるかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-30 14:34:22)《改行有》

15.  禁断の惑星 《ネタバレ》 3度くらい見ているのかな?結構お気に入り。 何度見ても、物凄くヤバい、見てはいけないものを見てしまった感じが残る。 凄い不思議な感じのする映画だ。 SFは初心者だけれど、これは面白いと思う。 独特の浮遊感がある。 日本庭園からの影響を感じさせるようなセットもあり、それが静的であり不思議な感じもして良い。 ロボットが面白い。このデザインは秀逸といわねばならないでしょう。 しかし最初の穏やかな雰囲気と違い、後半からは博士もロボットも研究所も不気味さと暗さを増してゆく。不安だ。 その効果が素晴らしい。 イドの怪物は姿を現すときには、いかにもアメコミ風で子供っぽい印象であるが、それでも少し迫力が感じられたと思うので良しとしましょう。 シュールな雰囲気が好き。このシュールさは惑星ソラリスとも通じるところがあるか? 音楽が独特の浮遊感と脱力感があってゆったりと心地よい瞑想気分。 「彼こそ 人類は神ではないと教えてくれたのだ」って、上手くまとめたな、おい! [DVD(字幕)] 8点(2010-05-01 04:46:44)(良:2票) 《改行有》

16.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 恥ずかしながらもこの作品の魅力にイマイチ気づけず。 いや、それは本当に恥ずかしいことだと思っているんです。 キューブリックの作品としては、ちょっと普通な印象を僕は受けてしまいました。 地味というか、アッサリというか、シンプルというか、コンパクトというか、、、 そんな感じがしてしまいました。 しかし、もしかしたらコンパクトに纏め上げられた故の良質な犯罪サスペンスなのかもしれません。 それは不必要だと思う場面がほとんど見当たらないからです。 非常に緊張感があり、スタイリッシュな感じもします。 計画が徐々に進んでゆく様は、完璧主義のキューブリックでしか描けないものかもしれません。 僕は犯罪モノを見ませんので、こういう映画は少し不慣れなんです。ラストも衝撃を受けました。 仲間のジョージの奥さん“シェリー”が糞女です。 多分この作品で描かれるのは「男の世界」なのでしょう。女性禁制の世界です。 いろんなダチとかが出てきて、そのつながりが男らしくて面白いです。 まさに男の世界です。だからシェリーの奥さんはそこに出しゃばると非常にウザい存在なんです。 空港で男の連れ添いのような形で可憐な女性が出てきましたが、彼女はまだ出しゃばらなかったから良かったのです。それでも彼女は案ずるだけで何も出来ないのです(無理ヤリにこじつけた感じでスミマセンが)。 この2人の女性像を対比してみるとちょっと面白いです。 あ、ルパン三世の主題歌にもこのような歌詞がありましたっけね。 「男には男の世界がある」でしたっけ? どの作品でも、「男の世界」に土足で入り込んでくる美女というのは魔性の存在な様です。(ルパン作品でも分かるように、不二子ちゃんのような、男の世界に入ってくる美しい女性というのは、男にとって魔性の存在なんですね。) この「現金に体を張れ」でも、どちらかというと女性は男の足を引っ張っている存在なようです。 女性が読むと怒りそうですが、僕は女性を崇拝しています。[DVD(字幕)] 7点(2009-12-26 01:50:20)(良:2票) 《改行有》

17.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 ゴジラのDVDが980円で買えるなんて夢のようです! 某社さま、特撮映画DVDコレクションを発売していただき、ありがとうございます。 ゴジラ、いまさら見ました。ゴジラ初体験の初心者です。 しかしなんだか、「本物」を見てしまった気分です。 オープニングの音楽から迫ってくるような迫力が感じられます。 このゴジラのテーマ音楽は有名すぎて、大したことのない適当なCMとか番組で使われ過ぎているので、この素晴らしい名曲の印象を下げてしまっているような気がします。 でもオリジナルで聴くと、迫力や説得力が違います。 怪獣ゴジラが迫力あるばかりでなく、物語も面白いです。 重いメッセージ性のようなものも感じられて良いです。 「ゴジラ=子供向け」とかいう認識は僕の間違ったものでした。 この作品などのゴジラは恐怖感があり、ホラー色も少々感じられます。 しかしそれが新しくなるにつれて恐怖感が蔑ろにされているのかもしれません。 僕の「ゴジラ=子供向け」という印象はその為だと思います。 勝手な印象を抱いてしまいすみません。 乙女達の合唱がヘコむなぁ。 今回ゴジラを見て、ゴジラという怪獣の「本物の恐怖」を見てしまったその強烈な印象に、今までの甘い認識を改めました。 いや、ゴジラ初心者の自分がいきなり大口叩いてると、ここの皆様からボカボカ叩かれて「出て行け!」とサイトから追い出されそうですね。 まだまだゴジラ初心者なんですが、この某社発行の週刊「東宝特撮映画DVDコレクション」を買って少しずつ勉強していきたいと考えております。 マタンゴも発売されるんですかね? [DVD(邦画)] 9点(2009-10-23 02:52:14)《改行有》

18.  プラン9・フロム・アウター・スペース 《ネタバレ》 そんなに悪くはありません。 ただ一言いわせてください。アホかぁ~~っ!!       「聞いたことの無い金属音だぞ」ポヨーンポヨーンって、、、。アホかぁ~~っ!! [DVD(字幕)] 4点(2008-12-24 02:15:09)(笑:2票) 《改行有》

19.  顔のない眼 《ネタバレ》 とても怖い作品でした。目を覆ってしまいました。 モノクロ映画でこんなに怖いの初めてかもしれません。 オドロオドロしいです。 地下室とか凄く怖いです。とても暗いです。 犬の鳴き声が響いて、それがとても不安な感じをあたえます。 主人公の少女はとても眼が綺麗で印象的でした。 なんだかマスクを被っているので人形のようでした。 主人公の少女の仕草はとても美しいです。 少女が誘拐されちゃって、かなりショッキングなシーンがあります。 残酷です。 でも主人公の少女はとても不幸だったと思います。 主人公の少女が女の首を刺すのですが、その場面がとても深いなぁと思いました。 とても哀しい作品です。 「恐怖映画の隠れた名作」といわれるのも分るような気がします。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 04:26:36)《改行有》

20.  地球の静止する日 《ネタバレ》 これはパッケージを見て「カルトSF」みたいなことを書いてあったので、 「いい感じの古いB級SFか」などアホなことを連想していましたが、ロバートワイズ監督なので全然B級じゃありませんでした、すみません、、、。 超レトロな感じのモノクロSFですが、「ウエストサイド物語」のロバートワイズ監督なので、人間ドラマがとても豊かに描かれていて、眠くなるということは全然ありませんでした。 「地球が静止する日」というタイトルがとても不気味な印象で、パッケージに映っている巨人みたいのも不気味な感じがして、それで館ホラーの名作「たたり」の監督作品だから、もっと怖くて不気味な作品なのかなと思いましたが、そうでもありませんでした。 宇宙船の構造がシンプルで、とてもカッコ良かったと思います。 ロボットの存在感も素晴らしいです。 音楽も良いですね。 リメイクされるそうですが、今この作品から学ぶものが沢山あるのかもしれません。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-15 03:32:22)《改行有》

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