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1. つぐない
《ネタバレ》 アレって「つぐない」ではなく自己満足でしかないワケだけど...。 でも、他に償いようがないのも確か。 なんとも切ない結末。 悪気が無かっただけに、余計やりきれない。[DVD(字幕)] 7点(2009-02-15 02:00:49)
2. 模倣犯
《ネタバレ》 最高の原作を元に作られた、最低の作品。自分の中ではデビルマン以下。才能ある監督だけにタチが悪い。この長大な小説を二時間程の映画にするのなら、原作の第三部をメインに展開させ、その前の話は回想等で処理するのが無難だと思うが、森田監督は原作をそのまま矢継ぎ早に展開するという方法をとった。それだけなら、只の駄作で済んだのだが、あろうことか原作のテーマとは異なる意味合いの結末に改悪してしまった。結末を変えること自体は悪いとは思わないが、テーマを変えるのは許せない。テーマとは、作者がその作品に込めた想いであり、命である。これはもはや別作品であり、もし、このようなテーマで映画を作りたいのなら、オリジナルの作品でやってほしかった。[映画館(邦画)] 0点(2009-02-11 16:01:52)(良:1票)
3. 誰も守ってくれない
《ネタバレ》 後半のネットの脅威を描く場面はスリリングで面白いが、そのインパクトが強すぎて、前半のマスコミの暴走が弱まって感じられる(製作のテレビ局への配慮からか?)。
それに、加害者の身内であるというだけで迫害されたからこそ、少女の主張に意味があるのに、兄の犯行を知りながら隠していたとの設定はどうかと思う。どんな理由があるにせよ、本当に兄を思うならとるべき行動ではない。あれでは間接的に犯行に協力したことになるわけで、彼女の言葉に素直に同情できない。冒頭の学校での笑顔も、この事実を知ってから思い返すと、正直薄気味悪くすら感じられた。加害者家族に同情的になり過ぎないための配慮かもしれないが。
[映画館(邦画)] 6点(2009-01-31 01:05:23)《改行有》
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