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プロフィール |
コメント数 |
12 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
レビューする上で心掛けている事は、 「まっさらな、ひとつの映画として観ること」。つまり、
「他と比べない」 原作やリメイクの元・TVシリーズと比べない、 監督や俳優の過去作品と比べない。
「フィルムの中だけを観る」 監督のプライベートや俳優の役作り、制作~公開までのドラマ、 公開~ヒットまでのプロモーション、それらを加味しない。
が、しかし(!)、うすうす気付いているのは、 「その作品の背景や歴史を知っているほうが、断然面白く鑑賞できる」という事。 初めて訪れた観光地の歴史を知っているのと、そうで無いのとでは感動が違うように。
だって映画は工業製品では無く、生きて生活してる人間が作っているのだから。
※そして私も人間なので、スタッフやキャストによって、 その作品を贔屓目に観てしまう事が多々あります。あしからず。(2012.01.13現在) |
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1. リービング・ラスベガス
こんな映画、嫌いになりたい。
(音楽、最高。)[DVD(字幕)] 9点(2012-01-07 22:12:45)《改行有》
2. ニンゲン合格
《ネタバレ》 10年ぶりに動き出した時間。そこにあったのは、崩壊した家族。
周りの大人たちは、彼に「失ったものを取り戻しましょう」と言うけれど、
何かを失くしたのは、目覚めていた人たちのほうじゃないの?
つまりそれは「家族の絆」だけど。
彼は何も失ってないわ。
ただ、ちょっと手に入れ損ねたものがあるだけよ。
それは、過去10年間で経験したであろう喜びや悲しみ。
でもそれは、時間をかければ、手に入る。
目覚めたばかりの兄に、父の居所を教えてもらう妹と、
母の今の居場所を知らない父(父にとっては前妻だけど)。
おまけに母は、実娘(彼の妹)がとっくに帰国していたことを、
10年間昏睡していた息子に教えられる始末。何やってるのよ。
窓から覗き見える食事風景。少しずつ戻って(増えて)くる家族。
それが、あとになって痛々しい・・・。
24年前に生まれた14歳が願った、『もう一度家族が揃うこと』。
叶ったよ!君の葬式でね。
「生きていて欲しかったなぁ」って切に思わせるラストは、すごく素敵。
でも今の時代、誰かが死ない限り一家全員が揃わない家族って、
少なくないんでしょうね。これまた悲し。[DVD(邦画)] 7点(2011-12-20 23:26:04)《改行有》
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