みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. スローターハウス5 某サイトの解説に「時間と空間を超越した体験を幻想的に描く」とあり、期待感を持って鑑賞しました。 感想は、映像に面白味がない、です。 時間を飛び越える表現が教科書通りのような場面転換ばかりでがっかりしました。 映像が美しいとの評判もありその点にも期待してましたが、私はそれほど美しいとは思いませんでした。確かに美しい風景はちらほらありましたが、構図や色彩表現がさほど優れてる映画には思えません。 別のもっと美しい画を撮る監督で見たかったです。[DVD(字幕)] 6点(2013-07-13 21:56:55)《改行有》 2. パリの灯は遠く この年のパルムドールはタクシードライバーですが、個人的にはこの作品の方が挙げたいです。 映像で語る映画。とにかく演出が細かく情報量が多いです。私はほとんどの演出意図を汲み取れてないでしょう。正直過食気味でもう一度見て理解しようとは思わないです。 ですが、演出力は高い賞賛に値するもので、一見の価値有りだと思います。この監督に興味を持ちました。 カフカの審判に似てると思います。テーマは不条理、自己の存在価値への不安でしょうか。[DVD(字幕)] 8点(2013-07-06 10:12:31)(良:1票) 《改行有》 3. 猿の惑星・征服 シリーズ最高傑作。 シリーズを通して最も興味が引かれたポイントは、【なぜ猿が人間を支配できるようになったか】です。それを描いた今作はどんな出来だろうと、最も存在価値のある作品だと思っています。 人間と猿の争いなんて、宇宙人との争いと大して変わりません。 「猿の惑星:創世記」という作品が生まれたのは当然の成り行きだと思います。[ビデオ(字幕)] 8点(2012-12-18 23:46:52)《改行有》 4. 少年と犬 《ネタバレ》 核戦争により荒廃した近未来、遺伝子の関係で女性がほぼ絶滅しかけてるみたいです。 そんな世界の中で生きる、少年と犬(テレパシーで会話できる)の友情の物語です。 少年の口から出る言葉は、「女はどこだ?」ばかり。頭の中は食欲よりも女探し。街で流れてたポルノ映像のカットの長さといい、謎の地下世界での災難といい、ラスト5分まで物語の中心は常に性欲。少年の気持ちは分かりますが、正直うんざりしてました。 そしてラスト。十分な【カタルシス】を得ることができました。うんざりした気持ちで見てて良かったです。 物語の構成は時計じかけのオレンジを彷彿とさせました。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-13 17:41:21)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS