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プロフィール
コメント数 49
性別 男性
年齢 77歳
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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  センチメンタル・アドベンチャー 何年か前にBSで観たものを録画でもういちど観て、やっぱりよかった。アメリカがまだまだ貧しかった時代。いったん住み着いた土地から、不況でたくさんの労働人口が吐き出されていった時代のこと…。人の世の過酷さと、そこで夢を追いかけて生きるしかない人間の哀しさが、淡々と描かれている。人は何を求めて生きるのか。なぜ苦しまなければならないのか。主人公のレッドだけでなく、彼に巻き込まれてしまう者たち全員が、はかない夢を追い求めてしまう。そんななかで甥のホイットだけは、最後まで冷静にレッドを見つめ、理解し、愛おしむ。何という悲しい作品だろうと考えこんでしまった。その埃っぽく哀れな夢に向かって生きる人間の姿をイーストウッドは、最後までレッドに寄り添ったホイットのやさしい心で受け止め、救おうとしたのだろうか。レッドの遺した小さな作品たちに何かが遺ると言いたかったのだろうか…。それにしてもこのホイットを演じた子役、イーストウッドの実の息子だという。見事というほかない。すばらしかった。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-01 19:59:39)

2.  蜘蛛女のキス 《ネタバレ》 これは監獄に収監された政治犯と、彼をスパイさせるために同室に送り込まれたゲイの物語。けれど主役は圧倒的にゲイの男の方。かつて軍事独裁政権だった韓国も民主化され、アウンサンスーチーのビルマ(ミャンマー)もそれが終わろうとしている。この映画の男が闘っているような20世紀の政治はますます地上から消えつつある。そしてその名残を記憶にとどめようとするかのように、この男の「政治」は古典的だ。そういう時代の「政治と人間」というテーマでした。だからもう「人間」の方が深くて輝いて見えるのは隠しようもない。しかもこの男の述べる政治・信念からは、本当の葛藤、リアルな切迫が感じられない。作品として表現されていない。だけどこの映画のいちばんの面白さは、最後に、そんな男の「政治の貧困」を知ったうえで、自分の出獄時、男のために危険な任務を引き受けてやり、それに殉じてやるところにある。そして最後は男の仲間に、組織を守るため殺されてしまう。 政治というものの過酷さは昔も今も変わらない。それを批判しても仕方ない。だが政治を一歩づつ良い方向に進めてきたのは、圧倒的に多数の、名もない「人間」たちなのだということかもしれない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-08 09:37:44)《改行有》

3.  グローリー 《ネタバレ》 南北戦争のころの黒人がどういう状況のもとに置かれていたのか、黒人の解放という大義のもとでさえそれがどんなふうに戦われたのか、アメリカという国の歴史を知るうえでこの上なくためになる映画でした。なかでも作品としてよかったのは、黒人の差別からの解放という重いテーマでありながら、安易なヒューマニズムに流されるのではなく、富裕階級の出身である主人公が、終始、戦争という得体のしれないものに圧倒されながら事態を見つめていたこと、その思いつめた表情がいちばん印象的で戦争のリアルを示すもののように思えた。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-26 22:23:07)

4.  バグダッド・カフェ この不思議な気持ちは何なのか。訳も分からないのに深い余韻に浸される、ほんとに不思議な映画だった。映像もすばらしい。ラスベガスに向かう砂漠の中に、オアシスのように確かにある異空間。私たちの身近にもあるのかもしれない。この映画の魅力はやはり、あの太ったドイツ女、主人公ジャスミンの魅力ではないだろうか。少しの誇張もなく、どこまでも抑えられた演技のせいか、じっくり考え、まっすぐに人を見るジャスミンの、抱きしめたくなるような人の良さがひかる。それがみんなの心に染み込んでいく。最後のショウは圧巻だった。いつまでも忘れないだろう。本は読んでも、本の良さは読む人の力量にかかってくる。映画は観るだけで心をこんなに豊かにしてくれる。[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-10-11 16:56:24)

5.  ストレンジャー・ザン・パラダイス なんなんだ?この分かりにくさ。訳が分からん。分からないときは他の人の感想を読んだら、誰か一人はうまく説明してくれてるんだけど、それもない。それなのになんか面白い。なんかいいんだよね。おもしろい!観終わるとうれしくなってくる。だれかが、書いてたけど、やっぱりあの彼女のたんたんとした、それでいて優しい、しっかりした魅力。これが中心にある。そして最後の結末や、全体を通じての二人の男の可愛いバカさ加減。人生って皮肉なものだねってことか。観てよかった。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-10-03 18:56:22)

6.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 《ネタバレ》 病気のお母さんがどういう気持ちでいたのか、もしかして子供らにちょっと冷たいお母さんだったのか、それは謎のまま。ふつう私たちは家族の愛情、特に母親の愛に支えられて厳しい世間に出ていく、とイメージしている。そこでも家族の絆が支えになっていて、やがて歳をとれば、自分の親や家族のことを改めて振り返り、その絆を確認したりもする。けどこの映画は逆だ。少年は、病弱だが「本ばかり読んでる」お母さんとの絆にずっと悩んでいる。あらかじめ失われた絆をどうすれば結びなおせるのか、どうすればよかったのかと考える。「犬のような人生」だと考え、人工衛星に乗せられたライカ犬より「自分はまだマシ」と慰める。ところが過酷に見えた外の世界ではあったが、叔父さん夫婦やその周りの人々、学校や新しい仲間、男の子のふりをしている美しい少女とのつきあい、それらみんなが少年を慰め、見守り、成長させて行く。そうやって少年の傷をいやしていく。もしかして、こちらの方がより真実に近いのかもしれない。そしてこう考える方が救われる。元気が出てくる。すばらしい映画だった。[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-07-18 01:26:39)

7.  普通の人々 《ネタバレ》 観終わってからなんとか頭の中を整理しようとしてもなかなかまとまらない。人の心の脆さ、人の関係の危うさがみごとに描かれていて、最後まで引き込まれて観てしまうのだけど、母親にもなんらかの言い分があるのでは…とずっと見ていたので、もやもやしたものが残ってしまった。けれどみんなのコメントを読んでいてやっと納得できた。母親をはじいてしまうことによって終わるのですね。こういう最後しかないですね、やっぱり。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-15 19:18:23)

8.  居酒屋兆治 大原麗子、ピッタリはまってましたねえ。なんて綺麗なんだろう。ため息が出るほどだった。身を亡ぼしていくほどの切ない気持ち…炎で焼き尽くすような女の情念。崇高ささえ感じてしまった。これもまた人間のなにか普遍的なものを求める誠実な感情なのだろうか。だからこそ見ていて共感できるのだろうか…。彼女の変わらず揺るぎない苦しみの一点が、この映画全体をしっかり支えていました。兆治もまた彼女を求め続けていたはずで、今ある日常からの脱出をどこかで夢見ていたはずで、だからわれわれも見ていて悲しいのですよね。人の夢…高校球児だったころの兆治の夢、カラオケと芝居に狂うへんな男の夢…、どこか遠くへ行きたいですね。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-06-11 15:39:26)

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