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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  夜の大捜査線 《ネタバレ》 黒人がエリートで白人はクズという、当時の観客からすると意表を突いた設定。思い込みだけで逮捕したり街の有力者の言いなりだったりという腐った田舎の警察署長(白人)と都会からきた敏腕刑事(黒人)の二人を軸に展開する、いわゆる「バディ・ムービー」である。最初は反発しあっていた二人が事件を通じて協力関係になり、いつしか友情を築くというパターンだ。この手のものだと二人の関係がドラマチックに変わり最後は無二の親友みたいになるみたいなベタベタな展開も多いが、さすがにこれはアメリカン・ニュー・シネマだけあって、そこは苦く抑えられていて胸焼けしない。ちなみにこの作品、スパイク・リーによる「映画制作者になりたい人は必ず見ておいたほうがいい映画」のひとつに数えられている。作品を見てからプロットを書き出してみたのだが、導入でのさりげない伏線、主人公二人の対比、豊かな個性の脇役、巧みなミスリード的展開、中だるみさせないタイミングのよいアクションシーンの挿入、主人公たちの和解と別れにおけるカタルシスなど、まさにプロットのお手本とも言っていい要素が豊かに詰まっている。オフビートで苦い雰囲気の映画だが、つくりは実にまともなのである。[DVD(字幕)] 9点(2015-04-11 07:00:57)

2.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 様々な「笑い」のシーンが随所に登場する。「笑い」といってもギャグという意味ではなく、「黙って笑うだけ」で意思疎通するシーンのことである。例えば、エンジェルが昔の女を撃ち殺し、あたり一面騒然となるが、撃った理由を話したことで、広がっていく安堵の笑い。あるいは、列車強盗の後、酒を回し飲みし、最後のひとりに渡る前に酒瓶がカラになってしまった時の全員での哄笑。または、エンジェルの仲間に武器をパクられた後のやれやれ感漂う苦笑。そしてエンドロールの時に浮かび上がる登場人物達の顔もすべて笑っているのだ。それぞれの笑いが言葉よりもずっと多くの意味を含んでいる。男同士は黙っていても笑いひとつで通じ合うものなのさという美学なのだろうか。最後の4人で並んで対決に向かうシーンなども考えると、西部劇というより時代劇や任侠ものに近いメンタリティが流れているのかもしれない(ちなみに、たった4人で数百の敵と戦うという滅びのラストは、サソリが無数のアリにたかられて死んでいく冒頭シーンで不気味に予見されている)。あと、女をモノ扱いしていると批判される本作だが、ちゃんと最後に女に背中から撃たれているし、おまけに子ども兵士にまで撃たれている。男の身勝手な美学は女子供によって見事に崩れてゆくのである。[DVD(字幕)] 7点(2015-04-09 05:31:17)

3.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》  舞台となる場所は、盲人に優しいとは言いがたい半地下の部屋。ドアを開けるといきなり階段になっているし、キッチンに行く途中にも段差がある。目が不自由な居住者のための工夫も全く無さそう。盲人の妻を持つ夫は何もそのへん考えないのだろうかといささか疑問に思わないでもないが、バリアフリーなんて言葉が無い時代はこんなものなんだろう。  夫の職業はカメラマン。部屋の壁にも妻を写した写真が飾ってあるが、妻自身はきっとそれを見ることはない。写真は「目が見える」ことの象徴なのか。  目が見えないスージーの代わりに「目」の役割を果たすのは、隣人であるグロリアという少女。この子の服が目にも鮮やかな赤だったり、鋭角的フレームのメガネをかけていたりするのも「目が見える」ことの象徴なのだろう。  スージーが身の危険を感じて家中の電球を壊し、暗闇のシーンが何度か登場する。セリフは聞こえるが、画面は真っ暗。リアルタイムで映画館でこれを見ていた観客たちは、まさに漆黒の闇の中に身を任せ、「目に見えない」映画を体感したことだろう。 物語は麻薬を詰めた人形を巡るサスペンス。監督が007シリーズの中でも大袈裟で有名な「サンダーボール作戦」や「ドクター・ノオ」を撮ったテレンス・ヤングなので、変な人形型の仕込みナイフやらクローゼットの戸袋に無理矢理隠した死体とか瀕死の男が横っ飛びに襲いかかってきたりと、随所に妙な動きやギミックが登場して面白い。そういえば人形を抱えたまま空港を通過したりしていたが、この時代は麻薬犬もいなかったということだろうか。大らかな時代である。 [DVD(字幕)] 7点(2015-03-27 05:55:03)《改行有》

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