みんなのシネマレビュー
3時10分、決断のとき - あろえりーなさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 3時10分、決断のとき
レビュワー あろえりーなさん
点数 8点
投稿日時 2012-06-23 01:13:25
変更日時 2012-06-23 01:13:25
レビュー内容
とてもいい作品でした。なによりも、ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールお二方の素晴らしい熱演が見ものです。ここ最近では珍しい硬派な西部劇ですが、映像的にも製作陣の細かなこだわりが感じられて、終始緊張感をとぎらすことなく観る者を釘付けにします。ベンとダン、この二人は全く対照的な生き方をしていますが、「孤独」という点で共通しており、この二人でしか解りあえないものがあったのでしょう。偽善が嫌いなベンは、終盤になって心の底から誇りを大切にし、息子に誠実な生き様を見せようとしているダンの姿を見て、おそらくは彼が初めて出会った「偽善でない男」だったのでしょう。保安官ですら逃げ、市民も雇い人も全てが金にひれ伏す世の中、ただ一人、この男だけは偽善でなかった。ベンに芽生えたのは友情というより、共感や感銘の気持ちといったほうがいいかも。それはチャリー一派のような仕事仲間を超える、もっと崇高なもの。ただ、理屈としては解るのですが、あれだけ悪玉なベンがラストになって突如ダンに肩入れし、しかも仲間を全員銃殺して列車に乗り込むという展開に違和感を感じる人も多いはず。僕も、違和感がなかったと言えば嘘になります。この点は、言ってみればまさに「映画的」なのです。この二人は、現実的というよりも、ある意味ではこういう風に生きたい、こんな筋のある行動をしたいっていう、言わば理想のキャラなんです。ベンの行動もそうだけど、例えばダンだって、チャリー一派に建物の周りを取り囲まれているシーンで普通の人なら息子と一緒に逃げるでしょう。「逃げる勇気も必要だよね」とかなんとか言いながら。お金もらって逃げるのが普通なはずです。でも彼は息子に誇りある生き様を見せる道を選んだ。それってカッコいい。理想の男ですよ。なんというかこの二人は、映画的な嘘キャラなんだけど、その「映画的嘘」によって、「理想的真実」を具現化していると思うんです。だからこそ、この嘘に感動出来る。良作です。
あろえりーな さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-17恐怖の洞窟22.66点
2024-06-16柴公園65.33点
2024-06-14金星ロケット発進す77.50点
2024-06-12原子怪人の復讐<TVM>32.00点
2024-06-09ゴジラの逆襲55.28点
2024-05-28ゴジラ-1.087.26点
2024-05-28イコライザー THE FINAL77.00点
2024-05-12ヴァチカンのエクソシスト66.60点
2024-05-06貞子DX55.80点
2024-05-06ある閉ざされた雪の山荘で54.83点
3時10分、決断のときのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS