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タイトル名 |
フラガール |
レビュワー |
花守湖さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-10-20 20:36:47 |
変更日時 |
2006-11-13 19:53:17 |
レビュー内容 |
ハワイアンセンターをめぐって親友や家族が、反対派と推進派に分かれて対立していく様子がうまく表現されていて面白かったですね。蒼井の母親は反対派(鉱山維持の保守派)のリーダー格だったからなおのことフラダンスをする娘を許せなかったに違いありません。クライマックスシーンはこの頑固な母の前で蒼井がはじめて自分の踊りを魅せるシーンでしょう。フラダンスのせいで自分を家から追い出した母ちゃんが偶然現れたのです。意を決したかのように踊り始める蒼井。「なぁ母ちゃんよ、オレの踊りをしっかり見てくんちゃい!こんなに体が柔らかいんだぜ?こんなにぐるぐる回れるんだぜ? こんなオレの才能をドブに捨てていいと思っているの?この分からず屋の、しわくちゃクソババア!」と、蒼井が思ったかどうかは定かではありませんが、あの踊りは非常に挑発的、かつ燃えるように美しかった。踊りという名の感情のビッグバーンである。その娘の鬼気迫る踊りをみた母親は雷に打たれたような顔をしていたがこの瞬間母親は、わが娘に希望あふれる未来が待っていることを確信したのだと思う。だから彼女は反対派の連中から裏切り者扱いされようともストーブをかき集めようとした。すべては娘の輝かしい未来のために・・。うぉー(泣) 目を覆いたくなるほどクサイシーンもありましたがこの映画はどこか日本人のツボを刺激するものがある。騙されたと思って観てくんちゃい!
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