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タイトル名 |
ちいさな独裁者 |
レビュワー |
3737さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2020-09-21 22:41:32 |
変更日時 |
2020-09-21 22:43:52 |
レビュー内容 |
一人目の部下となったフライタークが鼻下にチョビ髭でもつけてみたなら 彼こそがヒトラー総統名乗ってみても誰も疑いやしなかったのではないのかとか思ってみたのだが
成りすましの上等兵が行った 非人道的で残酷極まりない大量殺人の凄まじさ。決して気分よく観れるもんではない。 だからとても称賛など出来ない。 これの何が良いのかと。 だから、声を小さくして言いたい。 でもこれは相当ブラックジョークに長けている。ヤバいくらいに長けている。戦時モノ映画としてはかなり異質過ぎて、しかも、秀逸だ。
ラスト間際の乱痴気パーティーで皆が合唱していた『人生はたったの一度きりなんだから』という歌が、たった一度きりの人生なんだから、人に平伏す事なく、悪でも何でもやって生き延びていきましょうというような悪い讃歌のように聞こえてしまったから そこもヤバい。 |
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