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タイトル名 |
拳銃の報酬(1959) |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2022-08-01 20:01:32 |
変更日時 |
2022-08-02 09:01:03 |
レビュー内容 |
自分は十代の頃『誇り高き男』での、保安官役を観て以来のロバート・ライアンのファン。善人役でも悪人役でも、脇でも主役でも、このヒトは常に抜きん出た存在感を魅せてくれるオールマイティーな曲者役者。どちらかと言えば、あの不敵な面構えから悪人役のが多いような気もするけど。この作品でも見事に私の期待?に応え、寄る年波への諦念とまだやれるという葛藤の中懊悩する、真のワルになりきれないアンチヒーローを演じてます。クリーニング済の、女性用ドレスを雑踏の中持ち歩く姿だけでもなんか粋でカッコ良く見えてくる。よーく考えたら、無職のヒモ男なのに。鑑賞途中、これって、もしや前年製作『手錠のままの脱獄』が高評価された為、その時流に乗って企画された映画なんかなあとも思ったけれど、面白かったから文句ナシ。うんうん、クライマックスの銀行強盗シーン、内側からドアチェーン外させるのは俺もあの方法がベストだと思った。いつか何かの機会に試してみたい(←どんな機会やねん)流れるモダンジャズや音楽の使い方も巧みで次作『ウエストサイド物語』で、大ホームランをかっ飛ばす、ロバート・ワイズ監督の面目躍如といったところ。渋過ぎる二大女優も含め、脇役も地味だけれど見応えある佳作。ここではホンのチョイ役なのにグロリア・グレアムがモノクロ画面に登場すると、途端にフィルムノワールって雰囲気になるのが不思議。先日観た『重役室』も面白かったし、ワイズ監督の大作主義以前の作品群もっと観たくなりましたね。↓あの小ウサギを撃つのに躊躇するシーン、そんな意味が含まれていたとは! |
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