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タイトル名 |
風立ちぬ(2013) |
レビュワー |
リーム555さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2014-07-01 19:15:17 |
変更日時 |
2014-07-01 19:15:17 |
レビュー内容 |
人は生きる時代を選ぶことは出来ない。「創造的人生の持ち時間は10年」という言葉が出てきたが、堀越二郎氏の10年があの無謀な戦争に突入していく時代と重なったのは不運でした。夢でカプローニ氏と語り合ったように美しさのみを追求できる世界は、そうでない世界より素晴らしい。しかし、この映画はどんな時代であろうと力を尽くして生きるべきだとも言っている。また、それを批判したごく一部の人に対して宮崎駿監督はきっちり反論した。これは気持ち良かった。菜穂子との再会から始まるメロドラマはやや冗長に感じてしまったが、トータルでは高く評価したいと思う。作画についても一言。世界ではCGアニメが主流になったと言ってもいいのだろうが、ジブリは手描きにて細部まで動かしまくってる。特に震災のいくつかのシーンには驚かされた。やっぱりこういう手の込んだ仕事ってちゃんと凄みとして伝わってくるものだなー。圧巻。 |
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