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タイトル名 |
ローズマリーの赤ちゃん |
レビュワー |
六本木ソルジャーさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2005-12-30 21:33:16 |
変更日時 |
2005-12-30 21:33:16 |
レビュー内容 |
前半ではたんなる日常生活や、隣人とのうっとうしい付き合い、ひたすら陣痛に耐え忍ぶミアの姿を見せ続けられ、「なんでこれがホラーなんだ」と疑問を感じつつ観ていた。 しかし、童話作家の死から一転して、ミアの世界が一変し、ストーリーが転がるように進んでいくのを見て、「すげえ、面白いな」と変わっていった。 今まで見てきた平凡な日常生活が何もかも疑念を抱かざるを得なくなり、また、今まではそんなこと考えもしなかったのに、誰を信じられるのか、誰を信じてはいけないのか、頭を悩まさざるを得なくなる恐怖がきちんと描かれていた。前半の平凡な日常生活の描き方が逆に良い効果をもたらしているおかげだろう。 また、ミアの神がかった演技、ポランスキーの演出により、これがミアのたんなる妄想なのか、それとも本当に陰謀なのか、見ているこちらにも分からなくなる仕組みもまた面白いと感じた。 前半はもうチョイ悪魔的な要素や、隣人や医者の胡散臭さ加減を若干押さえた方がいいかなという気がする。やはり、あまりにも胡散臭さを感じさせると、どうせ皆グルなんだろうと勘ぐって見てしまい、ラストへのインパクトや効果を減少させてしまうのではないか。 |
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