みんなのシネマレビュー
ありふれた教室 - タコ太(ぺいぺい)さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ありふれた教室
レビュワー タコ太(ぺいぺい)さん
点数 9点
投稿日時 2024-06-29 18:07:21
変更日時 2024-06-30 10:55:58
レビュー内容
非常に考えさせられる作品でした。

不寛容方式という御旗の下に生徒たちを厳しく指導する学校。また、盗難事件の犯人捜しにおいては平然と移民の子を疑う。そして、冤罪であることが判っても反省や謝罪はなく正当性を大上段から主張する。校内はルールによって秩序を保っているのだから。つまりは社会の縮図。

正義感が強く生徒に寄り添う姿勢の新任教師は、その正義感故に隠し撮りという行為に走ってしまった結果、窮地に追い込まれてしまう。生徒たちのための正しい行為だった筈が生徒からも保護者からも同僚からも糾弾される立場に。

言うまでもなく犯人捜しの映画では決してありません。ヒロインは正義感から隠し撮りをしたものの結果的には犯人捜しを行ったのと同様になってしまいますが、この場合の犯人捜しが齎したものは犯人の確定ではなく、校内に燻っていた半ば破綻している人間関係の露呈。

ヒロインは立場は違いながらも同じく窮地に追い込まれていた生徒と心の交流を果たすことが出来たのでしょう。しかし、その生徒は学校から、そして社会からも隔絶されたままに連れ去られていく。そこには何ひとつ解決と呼べるものはありません。

何気なく過ごしている日々が内包している本質的な悪意のようなものを感じずにはいられない作品でした。

ちなみに、邦題は「教室」ですが原題は「職員室」ですね。なぜ視点を変えて名付けたのか?しかも「ありふれた」?少々疑問というか疑義が残りました。
タコ太(ぺいぺい) さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-07-01新感染半島 ファイナル・ステージ65.20点
アステロイド・シティ85.28点
2024-06-29セーヌ川の水面の下に66.00点
2024-06-29デッド・アゲイン11.00点
2024-06-29ありふれた教室99.00点
2024-06-26オーディナリー・デイズ 失踪した娘55.00点
2024-06-25恐怖と戦慄の美女<TVM>54.33点
2024-06-23ホース・ガール77.00点
2024-06-23ディスコ・インフェルノ(2023)55.00点
2024-06-21NIGHT SWIM(2014)55.00点
ありふれた教室のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS