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タイトル名 |
ヒストリー・オブ・バイオレンス |
レビュワー |
shintaxさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-03-31 22:06:08 |
変更日時 |
2006-03-31 22:06:54 |
レビュー内容 |
オープニングから「これは暴力の映画です」と始まってしまいました。深作欣二、それも若山富三郎の子連れ狼やKill Bill観てるから身体のパーツがくっついたままの暴力には鈍感な私ですが、スピード感は最高かも知れません。考えてみたら、クローネンバーグはそういう監督でしたわ。奥さん役のマリア・ベッロ、前回のジョニー・デップといい、今回のヴィゴ・モーテンセンといい、最悪の旦那に振り回される役どころですな。たとえば、運動神経のない息子が、キレたからといってあんなに素早く的確に相手殴れないだろ、とか突っこみたいところは多数あります。それから、二重人格なのか?精神力で感情押さえてるのか?などよくわからないところもあります。それらに眼をつぶって、巻き込まれによって自分の環境が瓦解してしまう物語と、それに立ち向かう「男たち」の映画として評価します。たぶん、大藪晴彦作品を映画化するとしたらこの手法しかないでしょう。角川はひどかったもんな。 |
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