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あらくれ(1957) - ユーカラさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 あらくれ(1957)
レビュワー ユーカラさん
点数 9点
投稿日時 2009-07-27 20:03:00
変更日時 2009-07-27 21:57:52
レビュー内容
キャストに限らず、全編が見どころに溢れ充実している。●つなぎの面白さ。中盤の場面転換で、海辺を歩く男女のショットが不意に登場する。一体何かと思うと、実は高峰秀子と森雅之が見ている映画内映画『金色夜叉』の一場面で、そこでは貫一が宮に蹴りを入れ始める。(言うまでも無く、加東大介らを蹴りつける高峰の暴力的なキャラクター造型に対応している。)これを見る彼女の表情がまた絶妙で、さりげないユーモアが利いている。(仏壇、さらには墓地への唐突なつなぎ等もいい。)●大正期の街並みと風俗を精緻に再現した、河東安英によるオープンセットの見事さ。活気に満ちた東京の路地の情景、行き交う物売りの担ぐ荷車、人力車まで凝りに凝った美術が素晴らしい。●雨、雪、風。終盤の雨はもちろん、山村の旅館に積もった雪の質感と情感も驚異的である。(高峰と森の絡みの場面で、雪塊が氷柱のはった屋根から一気に雪崩れ落ちる、その構図とアクセントの見事さ。)また、風物や音声を駆使して木目細かく表現される四季の移り変わり。短いはずの撮影期間内で、折々の光を玉井正夫が繊細に掬い取っている。
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