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タイトル名 |
容疑者(2002) |
レビュワー |
塚原新さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2010-07-22 00:42:12 |
変更日時 |
2010-07-22 00:42:12 |
レビュー内容 |
デニーロが、いつものデニーロだったりするのは気にならないが、息子のキャラクターに共感しづらいのが難点と感じる。ヤク中で空き巣のろくでなしだが、一点だけでも「こいつは立ち直れるかも」と思わせる人間性を見せて欲しかった。これが全く描かれないため、デニーロがいかに奔走しようが、他人事に感じてしまう。脚本の致命的欠点と思える。 また、デニーロの父も「営利誘拐はしたが、子供は殺していない」という中途半端な冤罪で、観客を戸惑わせる。 子供と父親、この二人の人物像が、見る側のスタンス、そしてデニーロの立ち位置をぼんやりしたものにしていると感じる。 また、『容疑者』という邦題に始まり、予告編やDVDパッケージのあらすじ等、意図的に内容を誤解させる作りになっている点に、悪質さを感じる。配給側の姿勢に問題あり。 |
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