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世界大戦争 - 丹羽飄逸さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 世界大戦争
レビュワー 丹羽飄逸さん
点数 9点
投稿日時 2008-02-11 00:16:48
変更日時 2008-02-11 09:44:13
レビュー内容
何とも漠然としたタイトルで、大規模なテーマゆえ作りも大味になっているだろうと、観る前は懸念があった。が、展開が進むにつれ目頭が熱くなる自分がいた。ささやかな市井の幸福が瓦解する恐怖感といったら凄絶の極み。逃げまどう大混乱の国民、閑散とした街に居残る田村家、そして冴子と高野のモールス信号に胸打つ。また、円谷英二の特撮にも感嘆。現今のCGよりも明らかに技術レベルは低いはずだが、本作の特撮の方がずっと緊迫感、悲愴感が伝わるからフシギだ。これは作り手の切実たる熱意の賜物なのだろうか。そして洋上の貨物船・笠置丸。東京の最後を見守った高野や船長(東野英治郎)たちが、東京へ戻るのを決意するという厳粛なシーン。そこへひょっこりコック長(笠智衆)が現れ、「船長、コーヒーを入れて参りました」。このセリフには思わずのけぞった。悲愴な空気の中、いつも通り淡々とした笠さん。しかもコーヒーどうぞときたもんだ。これは却ってリアルな虚脱を痛感する。そして脳裏をよぎる子供達の「お正月」合唱。 ♪もう~い~くつ寝~る~と~お正月~…この歌がこれほど悲しく聞こえたことはない。最強の核戦争映画である。
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投稿日付邦題コメント平均点
2016-09-23青春デンデケデケデケ87.50点
2016-09-22間奏曲(1936)76.66点
2016-09-21故郷(1972)87.65点
2016-09-21奇跡の人(1962)98.15点
2016-09-21オネーギンの恋文75.50点
2016-09-20情婦98.44点
2008-02-11人間の証明44.56点
2008-02-11花咲ける騎士道(1952)86.80点
2008-02-11おかしな奴(1963)109.50点
2008-02-11偽りの花園77.37点
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