みんなのシネマレビュー
つきせぬ想い - にじばぶさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 つきせぬ想い
レビュワー にじばぶさん
点数 8点
投稿日時 2009-07-12 17:13:50
変更日時 2009-07-12 17:26:06
レビュー内容
香港恋愛映画の傑作。

飾り気のないシンプルなストーリーに、ベタな展開。
だけど、ツボはしっかりおさえている。
イー・トンシン監督の確かな手腕を感じ取れる素晴らしいラブ・ストーリーだ。

ラストは悲劇として幕を閉じる。
が、しかし、それは決して後味の悪いものではない。
愛する者同士は、いくら愛し合っても、いつかは死によって別離せざるを得ない。
そんな二人にとって一番大事なことは、どれだけ純粋に、そして真剣に相手を愛することができたか?ではないだろうか。

その点において、本作の二人は互いを真剣に愛していた。
別れるには早過ぎたかもしれないが、一瞬一瞬がとても輝き、幸せに満ち溢れていた。
あの無邪気にはしゃぐ二人の笑顔が忘れられない。
短い時間でも二人が一緒に居られ、互いを真剣に愛することができたならば、二人の心の中にはきっと美しい思い出が残るに違いない。

それよりむしろ、この取り残された男からすれば、彼女が死ぬ前に彼女と出会えたことが幸せだったと考えることもできるのではないだろうか。
そして、この女性は、独りで死ぬことなく、死ぬ前に自分を本当に愛してくれる彼と出会えて良かったんじゃないだろうか。
そういう風に別の角度から二人の人生を考えてみると、単純に悲劇なだけのお話だとは言えないんじゃないだろうか。

男と女にとって何が本当に幸せか?
それを観る者に鋭く訴えてくる含蓄のあるラブストーリー。
香港恋愛映画の奥深さを垣間見ることができた作品であった。
にじばぶ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-13ぼくらの亡命88.00点
2024-06-10レミーのおいしいレストラン36.63点
2024-06-08ドーナツもり44.00点
2024-06-08めぐり逢い(1957)57.21点
2024-06-0700.00点
2024-06-07ブンミおじさんの森55.06点
2024-06-06ぼくのエリ 200歳の少女77.10点
2024-06-04ミュンヘンへの夜行列車66.00点
2024-06-04彼岸のふたり11.00点
2024-06-03ハッピー・オールド・イヤー66.00点
つきせぬ想いのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS