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タイトル名 |
帰郷(1971) |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2008-03-27 21:27:24 |
変更日時 |
2008-03-27 21:27:24 |
レビュー内容 |
いい映画だった。図書館で借りたビデオだが、それにはこの映画の歴史的背景の説明があり、観る前と見終わった後にこの説明を見るとよく分かる。4人の人物の反革命で敗走する第1部と亡命先での生活を描き、そしてそれぞれの道へと歩んでいく、ちょっと切ない第2部がある。やはり、軍の上層部には強い人物が自然と選ばれるのだろうか?彼らは亡命後もそれぞれのスタイルでたくましく(?)生きていく。彼らに助けられる2人の男女。2人ともひ弱い。こんなんで、大丈夫なの?と思ってしまう。考えてみれば、革命で一つの国ががらりと変わって、できてしまう、とんでもない事がそんなに遠くない昔に起こったのだ。それに巻き込まれた人たちはもみくちゃだ。亡命したからと言って、幸せになるかどうかは分からないのだ。自分がこの状況に遭ったら、どうやって生きていくのか、と考えると怖くなった。映画としては、戦闘シーンの構図もきれいだったし、無駄のないよく出来た映画と思った。 |
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