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タイトル名 |
マンチェスター・バイ・ザ・シー |
レビュワー |
元祖さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2018-04-22 21:43:03 |
変更日時 |
2018-04-22 21:43:03 |
レビュー内容 |
過去への負い目、ともなう現在の無関心。 なぜ彼が不器用といえるほどに人との関わりに消極的なのかが、 過去のシーンとして、一コマ、一コマ、描かれていく、まるで現在と直結しているかのように。
言うなれば泣きっ面に蜂で、自身の辛い過去に、 身内の死が追い打ちをかけてしまうことで、 義務的な甥の保護という立場にたたされ、 徐々に使命感をもって行動するような変化がみてとれる。
それを見た元妻が「あなたの責任ではない」「あなたを愛している」というが、 伝えるタイミングがあまりにも違った。
大切なものを、些細なミス(犯罪ではない、と警察はいっている)で失った後、 自身、そして周囲(自身にとっての周囲)に一番の選択肢を選ぼうとする。
そして、そんな振り回される主人公の甥は、 振り回されるにはまだあまりにも若い。
静かなる映画だが、シーンすべてにくっきりとした色がついている。 そんな作品。 |
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