|
タイトル名 |
戦火の馬 |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2013-09-15 01:51:51 |
変更日時 |
2013-09-15 01:51:51 |
レビュー内容 |
しなやかな馬の肢体と疾走感だけでも充分に見どころがあるのですが、随所に挟まる描写に「きれいごと」を感じて個人的評価を下げました。ジョーイの人間的な献身や戦線均衡地帯での英独兵士の遣り取りなどです。本来は感動ポイントなのでしょうけど。有刺鉄線のバリケードをいくつも引きずって暴れまわったら、あの程度じゃ済まないことはかつての大仁田厚を見ていれば分かることで、そのあたりも「きれいごと」でした。裂傷だらけの馬が見たいのでは無く、傷口を見せない演出が見たかった。スピルバーグは思い切った冷徹な描写も出来る人ですが、本作ではそれを封印してファンタジックにまとめています。そのスタンスが本来のスピルバーグとも言えますが、私は物足りなさを覚えました。 |
|
アンドレ・タカシ さんの 最近のクチコミ・感想
戦火の馬のレビュー一覧を見る
|