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タイトル名 |
モダン・タイムス |
レビュワー |
空耳さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2011-10-13 11:45:27 |
変更日時 |
2011-10-13 11:45:27 |
レビュー内容 |
人間には二種類ある。どん底を経験すると人間性まで落ちてしまう人間と、かえって人間的に成長し温かみや豊かさを増す人間である。チャップリンのすばらしいところはどんなに深刻な内容でもそれを見事な喜劇にして表現できることにある。この主題だっていくらでも深刻な劇にしようと思えばできるのに反対に最高に笑わせる映画になっている。何もかも失って「死にたい」というヒロインに「死ぬなんて言わないで」というラストの暖かさはどうだろう。決して希望を捨ててはならぬ……チャップリンが言いたかったのは文明風刺よりもむしろこちらの方だろう。人生で繰り返し鑑賞したい映画の一本である。 |
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