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タイトル名 |
北国の帝王 |
レビュワー |
S&Sさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-05-07 17:35:33 |
変更日時 |
2011-05-07 17:35:33 |
レビュー内容 |
「列車のただ乗りに命を賭ける男」がテーマの映画なんてちょっと前代未聞ですね(笑)。鉄道列車とは普通はどこかに移動するために必要とされるものですが、この映画のホーボーたちは移動地に行く目的があるわけではなく、ホームレスの様に列車で生活している風でもなく、なんかその存在自体が究極の不条理みたいです。そいつらを目の敵にして追い回す車掌との争いは、それだけで現実の世界とはまったく違う別の不思議な空間が広がっている様な感覚すら受けてしまいます。だからこの映画を観るといつも文明滅亡後の闘争を描くSF映画を見せられている様な気になります。 それにしてもリー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナインがどアップされるショットは、なんと言うか映画史に残る凄い映像でした(彼らの様な迫力あるご面相の映画俳優は、もう出てこないでしょうね)。 |
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