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女が階段を上る時 - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 女が階段を上る時
レビュワー S&Sさん
点数 8点
投稿日時 2024-07-21 22:01:46
変更日時 2024-07-21 22:12:39
レビュー内容
菊島隆三と言えば黒澤映画の名脚本家というイメージがあるけど、成瀬巳喜男作品も書いていたとは知りませんでした、しかもプロデューサーまで務めていたとは。そして高峰秀子はやはり成瀬巳喜男とのコンビネーションがベストで、木下恵介作品で演じるヒロインよりも生々しい女性像を見せてくれます。銀座のバーで雇われマダムという役柄は、これが大映ならば間違いなく若尾文子が演じるだろうけど、色々と所帯じみた苦労を背負った身持ちが固く堅実なマダムとなると、やっぱ高峰秀子にピッタリのキャラです。若尾文子だとどうしても妖艶な不思議ちゃん的なヒロイン像になりがちですからね。高峰秀子が務めるバーは二階にあるので階段を昇って店に入るわけだが、これが苦労の絶えない私生活から自らの戦場である異界に足を踏み入れる様な感じがします。この階段を昇るというカットは、面白いことに2年後に川島雄三が『しとやかな獣』で若尾文子が再現(こっちは階段を下るんだったかな?)していて、これは一種のオマージュなのかな。ホステスたちの生態もけっこうリアルで、中でも高峰にモーションかけていた中村鴈治郎に横からちょっかいかけて、ちゃっかり独立して自分の店を持つ団令子がいかにもな感じで良かったな。ラストで高峰秀子の店を辞めて団令子の店に移ろうとしていた仲代達也を相手にしないしたたかさもあり、きっと彼女はこれから銀座でのし上がってゆくんじゃないかな。仲代達也は徹底的にクールで実利的な男を演じていましたが、ちょっと影が薄いキャラだった感があります。そして、やはり一番強烈なインパクトを残したのが加東大介でしょう。その正体が明らかになったところでは、それまであまりに善人としか見えなかったので、「この男はサイコパスだったのか…」とゾッとさせられましたよ。
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