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シング・ストリート 未来へのうた - ramoさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 シング・ストリート 未来へのうた
レビュワー ramoさん
点数 10点
投稿日時 2020-10-02 22:16:09
変更日時 2020-10-02 22:16:09
レビュー内容
主役の二人、いろいろあってラストシーン。曲の歌詞が画面に流れると、自分の若い頃の情熱を思い出し、懐かしいような、うらやましいような気分。もう若いとはいえない世代も「青春、もう一回やりたい!」と思ったのでは?(笑)
ラストシーンの曲も、二人の未来を応援するイメージソングと思っていて、それはそれで感動したのですが、あれ? それだけじゃないかも・・・と思って見直しました。

やっぱりこの曲の歌詞、兄貴から2人に向けたメッセージですよね。たぶん、ボートに乗る直前に彼が弟に渡した歌詞、それがこのラストの曲なのだと思います。
ドイツに行く夢が破れ、くすぶっていた彼の人生・・・。でも弟とラフィーナに夢を託すことができ、心から「やった!」と喜ぶ兄貴。最後の曲が彼の歌詞だと思うと、ラストの荒海のシーンも、兄貴の目線で二人を見守っている気分になり、彼が「オレは前に進めなかったけど、オマエらはがんばれよ!」と言ってるようで、涙が止まりませんでした。

兄貴が弟に「いつか曲をつけてくれ」と歌詞を渡す。その後、海を渡るシーンでその歌詞が曲として流れている・・・ということは、2人はロンドンに渡って成功したことを示唆しているのかなと思いました。
その解釈が合っているかどうかは別にして、ラストの曲の歌詞「行こう 間違ってても 明日には正しくなる」、このフレーズ、座右の銘にしようと思います(笑)

とにかく、音楽のセンスがバツグン♪ 音楽の力で映画をグイグイと引っ張っていくのがとても心地良く、音楽とシナリオと映像とがしっかりリンクしていて、「音楽映画」の代名詞といえる作品だと思います。エンドロールに入ってくるちょっとしたセリフも、映画を引き締めるスパイスのように効いていましたね。

『はじまりのうた』同様、こういうストーリーに対して必ず「現実はどうのこうの・・・」とくだらないセリフを吐く大人がいます。でもこの監督の映画は「だからどうした!」と言ってのけるだけのパワーを与えてくれますね。見た後にスカッといい気分になれるのが、この監督の作品の大きな魅力だと思います。
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