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タイトル名 |
半分の月がのぼる空 |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2021-04-29 03:13:14 |
変更日時 |
2021-04-29 03:13:58 |
レビュー内容 |
感動しました。泣きました。でも何でしょう。この腑に落ちない感じは。 時系列トリックで奇をてらい、この映画ならではのサプライズ企画。ですが結局ヒロインが亡くなってしまう悲劇にしちゃうんだったら、結局星の数ほどあふれているお涙頂戴難病ドラマの枠から出ないと思うのです。もういい加減、誰も死なない難病ものが見たいです。 それにそもそもこのトリックは必要だったのでしょうか。そりゃあ驚きましたし、虚をつかれたことは否めません。ですが振り向いた女の子が違う子だったとき私は頭が混乱し、ヤンキー少年が大泉洋に喰ってかかったときには、完全に置いてけぼりになってしまったのです。『意味がわからない』という意味ではなく、『もしかして・・・だったらやだなー』という心の置いてけぼりです。そしてその嫌な予感はものの見事に的中してしまうのです。 私はうんざりするほどワンパターンな映画が好き。 裕一が、最後は大泉洋演じる心臓外科医にお願いして里香を助けてもらう、そーゆーべたな映画だと思い込んでいたし、それで良かったのです。里香が助かって、2人幸せな未来を築きましたっていうオチなら満点つけたって良い。 ついでに言うと、裕一は子供と大人で役者が変わったのに、里香は同じ役者さんなので、どーにも変な感じを受けてしまいます。 一人一人の役者さん達の演技はもう素晴らしかった。とりわけ主演二人は最高です。 それだけに、最後まで大人裕一に感じる違和感を拭えなかったのが残念です。 |
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