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タイトル名 |
スペル |
レビュワー |
tottokoさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2017-07-12 23:55:57 |
変更日時 |
2017-07-12 23:55:57 |
レビュー内容 |
”まともな仕事”をやりすぎて、ここらで毒抜きを図って精神バランスを取ったサム・ライミでありますね。もうやりたい放題。女の子に粘着物を浴びせ、虫を這わせて鼻血大噴射。作り手の高揚感がまるごと作品に反映し、この映画そのものが活き活きしている。あり得ないほどの馬鹿ホラーに脱力しつつも退屈しないで観られたのは、この変な活力のせい。 バッド・エンドが好きな監督の意地の悪さも炸裂だ。緊張して出席した彼氏の実家にて、気難しい母親を前に”飾らず素で勝負”に出るクリスティン。計らずも身内の恥を晒す正直さが受けて好感触を得たのもつかの間、絶妙なタイミングで奴がやって来る。来るとは思っていたが。取り乱すクリスティン、奇行中の奇行に及び、全て台無し。監督性格悪し。 汚いのも虫も好きじゃないので、好みのタイプのホラーではなかったのだが、笑ったのはヤギのとこ。連れてこられたヤギさん、円卓で女の子の隣に置かれて、天然に彼女をひょい、と見上げるあの一こま。そりゃヤギは演技できないからね。これから展開するであろうおどろおどろしい雰囲気と真逆の動物の振る舞い、可愛かった。 |
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