みんなのシネマレビュー
ノマドランド - tottokoさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ノマドランド
レビュワー tottokoさん
点数 9点
投稿日時 2021-06-06 18:02:47
変更日時 2021-06-06 18:02:47
レビュー内容
「圧倒的」、この映画を表現するならこの言葉です。広大でむき出しなアメリカの原風景、孤独、フランシス・マクドーマンドの演技。
定住する家を持たず、自動車生活を余儀なくされている人々。もちろん社会問題として捉えることもできるのですが(初めはそっち系の話だと思っていた)、監督の意図するところはそこではないみたい。
人が生きること、その原点・あるべき心の整理をマクドーマンド演じるファーンを通して私たちは見るのです。ファーンはじめ、同じ境遇の季節労働者の人たちは平均年齢が高く、皆痛みや喪失を抱えて生きています。人との関わりは保ちながら、でも結局は一人で死ぬのだと腹を据えて日々を重ねているその表情は諦念というのでもなく、静かにきっぱりと‶受け入れている”ようでした。
マクドーマンドの乾いたノーメイク顔はもうそれだけで演技を超越しています。ドキュメンタリーと言えそうなほどです。
ノマドの果てに生を終える人、ノマドをやめて屋根の下で暮らす人、それぞれです。過去を大切に抱きしめながら一人きりで大地を踏みしめるファーンの後ろ姿は決して哀れではないけれど、彼女の抱く喪失の悲しみ、痛みが少しでも和らいでほしいと切に願いました。
tottoko さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-21ウィッカーマン(1973)77.21点
2024-05-19プロミシング・ヤング・ウーマン76.53点
2024-05-18潜水艦クルスクの生存者たち87.00点
2024-05-14アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング56.10点
2024-05-11ブラッド・シンプル ザ・スリラー77.22点
2024-05-07ブラッド・ダイヤモンド77.37点
2024-04-30シャドウ・イン・クラウド46.22点
2024-04-26南極料理人56.88点
2024-04-22ゼイリブ56.64点
2024-04-21ティル・デス46.00点
ノマドランドのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS