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パッション・プレイ - かたゆきさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 パッション・プレイ
レビュワー かたゆきさん
点数 2点
投稿日時 2014-02-28 00:01:01
変更日時 2014-03-06 18:28:56
レビュー内容
かつてトランペット奏者として名を馳せたネイトも、酒とクスリに溺れ、いまやその日暮らしのドサ廻りへと落ちぶれていた。ある日、マフィアのボスの女に手を出してしまったことから、彼は冷酷な殺し屋に捕まり人気のない砂漠の真ん中へと連れて来られてしまう。そんな絶体絶命のピンチを、何とか逃げ延びることに成功したネイトは砂漠で怪しげなサーカスの一団と出会い、そこで背中に鷹のように大きな翼を持つ、天使のように美しい女性リリーと知り合うのだった。「こいつは金になる」と直感したネイト。強引に彼女を連れてサーカス団を飛び出した彼だったが、清らかな心を持ったリリーにそんな思惑も忘れて次第に心惹かれてゆく。だが、彼のことを追うマフィアの魔の手がそんな二人の仲を無慈悲に引き裂いていくのだった。という、よく分からない設定のファンタジーハードボイルド作品。率直な感想を言います。久し振りにこんなつまらない映画を観てしまいました。こういう荒唐無稽な設定の作品って、だからこそ徹底的に考え抜かれた強固な世界観が必要なのだけど、この映画にはそれが微塵も感じられません。そして、全く魅力のない登場人物が織り成す、ご都合主義全開のかなり薄っぺらいストーリー展開に終始睡魔が…。何より、作品の肝となるだろうリリーの翼描写も低予算のせいか、CG丸出しのびっくりするくらいチープな代物で苦笑しちゃいました。挙句の果ては、観客置いてけぼりのまま、マフィアに追い詰められた二人がビルから飛び降りて、その後どうなるんだろうと観ていたら(もちろん惰性で)、あの大空へ~翼を広げ飛んでいきました~、悲しみのない自由な空へ翼はためかせ行きーたい~~という馬鹿丸出しのオチ(おっと、ネタバレ。ま、いっか笑)を迎えちゃいました。は、ははは…。いやー、もう怒りを通り越してただ笑うしかなかったっす。どうして、こんなアホな映画に、ミッキー・ロークやビル・マーレイが出ているのか、かなり謎な作品でありました。
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