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タイトル名 |
市民ケーン |
レビュワー |
飛鳥さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2013-05-13 00:55:02 |
変更日時 |
2013-05-13 00:55:02 |
レビュー内容 |
久々に見直してみたら、やっぱり面白い。 濃厚な人間ドラマが、無駄なシーンなく見事に描きだされている。 最初の妻との食卓での会話は、どんどん冷めていく様がよくわかる。 2番目の妻も、才能がないのにメディアの力を使って無理やりスターにさせようとしたのが致命傷。 自分しか愛せず、自分しか信じることのできなかった男の末路。 妻ともただ一人の友人とも決裂するさまが孤独感をリアルに浮き彫りにして哀れを誘う。 「バラのつぼみ」の謎で最後まで引っ張るサスペンス性もお手本の教科書的。 モノクロの古い映画だが、人間性や愛、幸福とはなにかといった普遍的なテーマに関わるだけに古さを感じない。 |
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