|
タイトル名 |
ひとよ |
レビュワー |
飛鳥さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2024-06-27 11:27:01 |
変更日時 |
2024-06-27 11:27:01 |
レビュー内容 |
殺人犯の子として生きていかねばならない悲哀。 雄二(佐藤健)は堂下(佐々木蔵之介)に実父を投影し、堂下は逆に雄二たちに我が子を投影し、互いの思いのたけをぶつける。 投影によって抑えられていた感情が露わになる展開がうまい。 ただ、雄二には好感が持てず、母(田中裕子)の気持ちの方に寄り添ってしまう。 いくらそれしか書く才能がないからといっても、母を売るような記事を書く息子は許せない。 でも、それを我が子のために喜んで許せるのが母性なのだろう。 家族の崩壊と再生はよくあるものだけれど普遍的テーマなので共感はしやすい。 俳優陣がみな達者でそれぞれ持ち味を発揮していて良い。 特に田中裕子には改めて感心させられる。 タイトルは「人よ」の意味かと思っていたが「一夜」と掛けてのひらがな表記だったのか。 |
|
飛鳥 さんの 最近のクチコミ・感想
ひとよのレビュー一覧を見る
|