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ピクニックatハンギング・ロック - タケノコさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ピクニックatハンギング・ロック
レビュワー タケノコさん
点数 8点
投稿日時 2020-05-26 02:00:11
変更日時 2020-12-22 21:23:48
レビュー内容
1900年2月14日、オーストラリアのとある山に忽然と消えた女たちの物語。 今だ未解決事件、だから興味の焦点はなぜ消えたのか? なぜこの三人だったのか? ここに限られてきます。 なぜ消えたのか? その手がかりはありませんでしたが、男たちに連れ去られたとか、カルト集団に連れ去られたとか、それでは全く神秘的ではないので面白くありません。可能性を除外します。 では頂上に存在したタイムゾーンで過去にトリップしたか。あるいは、彼女たちを百万年も待っていた山の精霊たちに連れていかれたか。神隠しなんて、もともと科学や理屈では説明がつかないから、きっとこのどちらかなんでしょう。 次、なぜこの三人だったのか? 山の精霊説であることを前提に、思ったことをつらつら。まず、山の精霊様は男です。山頂に突起した "三つの岩" から抽象的にそう感じたから。だから、女であることと三人という人数は予め定められた運命なんです。そして選ばれたのは、潜在的に性の欲求不満だった者たち。何となくですが、マクロウ先生はわかる。それは、「 (山が) 粘性の強い状態で突出した」 といった台詞や、バナナを食べてる描写から。また、「マクロウの男性的な知性を信頼してた」 という校長の台詞から。ミランダたち三人 (正確には二人) はそうとわかる描写はないが、まるでケーキに群がるアリのように、山頂にそびえ立つ岩に誘引されるように吸い寄せられたから、結果的にそう判断されて選ばれた、と思うしかない。アーマが生還したのは、定員オーバー。マクロウ先生に押し出された形で返された。 亡くなった二人についてですが、根拠はなく直感ですが、セーラと校長はそれぞれが同性愛者のような気がしました。特にセーラのミランダに対する熱っぽい視線は、単なる友人としてではない憧れにも見えます。この二人はきっと、男性を愛せないことで精霊様の逆鱗に触れたのでしょうか・・。 時計が止まったこと、これだけはどうしても人の心に依存する謎ではないため、精霊様との因果関係は推し量ることが出来ません。 と、かなり飛躍した解釈になりましたが、もともとが女性だけの閉鎖的な世界の物語で、そこから外界に行くこと自体がまだ見ぬ異性へのあこがれとか性の解放とか、実話に便乗してそこをミステリアスに描こうとしているように感じました。そう、事件そのものより、女という謎、その神秘的な美しさ。 これほどの雰囲気を味わえる映画にはなかなか出会えないということで、私は高評価します。
タケノコ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-08台北暮色88.00点
2024-04-19マグノリア86.01点
2024-04-12ちょき77.33点
2024-04-02ウインド・リバー76.93点
2024-03-25ヲタクに恋は難しい44.64点
2024-03-11川っぺりムコリッタ77.33点
2024-03-10長い散歩76.77点
2024-03-05暗いところで待ち合わせ66.35点
2024-02-26落下の解剖学66.75点
2024-02-23あなたを抱きしめる日まで87.46点
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