|
タイトル名 |
ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 |
レビュワー |
Cinecdockeさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2017-07-03 19:51:08 |
変更日時 |
2017-07-03 19:51:08 |
レビュー内容 |
東映アニメーション時代の細田監督の個性が色濃く出ていたワンピース映画。かつての宮崎駿、原恵一が既存のキャラクターで作った異質なパラレルワールドで、全編で影がほぼ入っていないことと終盤のダークさがキャリアの頂点に達していることが際立つ。「仲間を失ったらどうするか?」。かつて『ハウルの動く城』の監督に一時決定になりながらも製作を打ち切られ、信用を失った実体験が反映されており、「私物化するな」と言われても仕方ない。それでも監督のビジョンが脚本に上手く伝えきれず、冗長な部分がむしろ印象に残った。過去にしがみつかず、前に歩き続けるしかないだろう。仲間といつまでも付き合える保障はない。だが、笑顔のルフィにその決意が示されている。 |
|
Cinecdocke さんの 最近のクチコミ・感想
ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島のレビュー一覧を見る
|