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スタンド・バイ・ミー - K&Kさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 スタンド・バイ・ミー
レビュワー K&Kさん
点数 9点
投稿日時 2024-10-26 16:51:43
変更日時 2024-10-26 18:26:12
レビュー内容
“Stand by Me”『私をそばで支えて』。原作のタイトルは“The Body”『死体』。
本作はS・キングの中編小説シリーズ『恐怖の四季』の秋編で、春編があのショーシャンクの空に(原作『刑務所のリタ・ヘイワーズ』)。
原作では、クリスを刺したのがショーシャンク刑務所から出所したばかりの男だったり、猛犬チョッパーの後の最強犬伝説が、狂犬病になったクージョ(映画クジョー)だったりと、メイン州を舞台にした作品間のリンク(お遊び)が楽しめたりします。
'80年代のS・キング原作の映画化と言えば“玉石混交”のイメージが強く、ぶっちゃけ駄作が多かった印象です。名作シャイニングやキャリーは、原作を大幅に改変してる中、本作は原作に忠実なのに名作という、稀有な作品でした。

『あの12歳の時のような友達を、それ以降持つことはなかった。なぁ、誰だってそうだろ?(Jesus, does anyone?)』
この言葉に共感できる人。それ以降にもっと大切な友だちが出来た人。色々だろうけど、自分が物心付いた頃の父親の年齢を超え、人生はきっとまだまだ続いて、今後は年老いていく。人生を振り返った時、それが何歳であれ、子供の頃の損得じゃない価値観で、大切な時間を共有出来た友達こそが“あの時のような友達”なんでしょうね。

私はめっちゃ共感できました。進学(成長)とともに疎遠になっていくのも痛いくらい解ります。本作では価値観と精神年齢の違いから、テディとバーンとは続かなくなっていくのが伺えます。
あと自動車解体場のあとの“まだ3時前とは思えなかった 色んなことがありすぎた”ってとこ。あぁ子供の頃ってどうしてあんなに時間が長かったんだろう?放課後友だちと遊んで、夕方のアニメ観て、晩ご飯食べてゲームして…あの頃と比べて時間の長さが確実に短くなったよ。今日は仕事休みなのに、大したこと出来てない。今後、ただ年老いていくのかと思うと不安になるけど、私にも“あの時のような友達”と、掛け替えのない時間を過ごしたことを、この映画が思い出させてくれて(多少美化もしてくれて)、共感と郷愁とともに、辛いことが多い今の人生を支えてくれてます。なぁ、誰だってそうだろ?
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投稿日付邦題コメント平均点
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リング(1998)85.76点
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2024-11-09トラック野郎 御意見無用87.29点
2024-11-09マトリックス レボリューションズ45.03点
2024-11-09ランボー/怒りの脱出76.32点
2024-10-26スタンド・バイ・ミー98.10点
2024-10-26霧の旗(1965)86.75点
2024-10-23マトリックス リローデッド55.88点
2024-10-22さすらいのカウボーイ56.13点
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