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お早よう - K&Kさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 お早よう
レビュワー K&Kさん
点数 6点
投稿日時 2024-05-23 22:07:34
変更日時 2024-05-23 22:08:25
レビュー内容
小津監督の映画を観るのは本作が初めてです。低い位置から見上げるように撮るカメラが特徴的に思えました。風景では家々の間の狭さ、東京の空の狭さが感じられましたし、屋内では足元がつま先までしっかり入るカメラアングルが『家では靴を脱ぐ日本の文化』を感じさせてくれます。あと話している人物を正面から(話される相手側から)観るポジションのカメラ位置も、小津監督の特徴のようですね。

些細な親子の衝突から、挨拶をしなくなった林家の兄弟。急に話さなくなったことから色々想像し、それが近所や学校で、林家の悪い噂が広まってしまう。ご近所がそんな考えになっているとは知る由もない民子。う~ん、怖い。
挨拶の大切さを小さな町内の騒動で、解りやすく見せる構成は、小さい頃に観たNHKの子供向け道徳番組を思い出します。『みんななかよし』ってタイトルらしいです。「口笛吹いて~空き地へ行った~♪」とかってOPのやつ。調べたらこのドラマは'62年から始まったそうなので、この映画は少なからず影響を与えたかもしれません。「昨日のズボンは~、も~お履けな~い♪」って歌も意外な形で影響を与えてるかもしれません。(※みんななかよしの歌じゃなかったわ)
伝わらないジェスチャーで給食費を学校に持っていけない兄弟。駅のホームで挨拶は出来ても、節子への心の内を言い出せない、平一郎のもどかしさ。言葉で伝えることの大切さは、幾つになっても変わらないものですね。でも気持ちを伝えないでいる、あのもどかしいような時間も心地よく感じられます。

しかし、昔の新興住宅地って道路が狭いんだな。車も通れない道幅の向かいにご近所さん。家の鍵も掛かってるんだかいないんだか。酔っ払って帰宅したらお隣さんの家だったなんて、のどかな時代です。近年、若者の間でシェアハウスなんてのがあって、一人の時間が無いと生きていけない私には、理解不能な生活スタイルだと思っていましたが、案外、この映画の時代の人々の暮らしと、そう変わらないモノを、現代の若者は求めているのかもしれませんね。
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