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タイトル名 |
ノッティングヒルの恋人 |
レビュワー |
K&Kさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2021-01-16 11:47:36 |
変更日時 |
2021-01-16 12:22:21 |
レビュー内容 |
~Notting Hill~主人公の住む街の名。高級住宅地だそうで、白金とか成城みたいな感じかな?違うかな? 世界的な映画スターがたまたま自分の店にやってきて、その後たまたま再会してジュースを掛けてしまい、家に招いたらついてきて、帰り際に突然キスされた…誰もが夢見る『宝くじに当たったらどうしよう?』と同じくらい、考えるだけ無駄な奇跡が起きてしまったウィリアムの物語。突然のキスに十分な説明やリアリティが無いのは、コレはあくまで男の願望だからだろうか?「なんか…ワカンネーけどキスされるんだよ。何でって?ワカンネーよ」男にとって夢なんだから、クドクド理由がないのがかえって良かった。 そこからは映画女優と一般男性の、普通の恋愛として見られる。 いい人なのに三枚目に描かれるウィリアム。家族や友人を大事にする性格が、ハンサムだけど嫌味がなくて好感が持てる。 一方マスコミに囲まれたアナがあまりにヒステリックでびっくりした。 ダイアナ妃の悲劇から2年後の作品。過去のヌード撮影をほじくり返されて追われる様子は、有名人のスキャンダルや暴露が過激になっていた当時の時代背景が伺える。この映画のメッセージかな。 宇宙SFのクルーや潜水艦の艦長役とか、そんな配役なのにオスカーを取るアナ。有名人の彼氏がいて、ヒステリーであんな一方的な振り方をして、本心じゃないにせよ“過去の人”発言を聞かれてて、それでも追いかけてきてくれる理想の男。アナの願望かな?色々あっても最後は自分を見てくれないと。世の中そんな都合よく行くわけがないけど、これは全ての働く女性の夢。 OPがシャルル・アズナブールの「忘れじのおもかげ」で、EDがエルヴィス・コステロの「Shi」なのは、いつか聞いた夢物語、そんなの他人事だったのが、いつのまにか自分に起きた物語になった…なんて使い分けかな? |
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