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タイトル名 |
祇園の姉妹(1936) |
レビュワー |
The Grey Heronさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-11-03 13:15:44 |
変更日時 |
2011-11-03 16:43:32 |
レビュー内容 |
おもちゃは、男に負けんと封建社会に声高に物申しておりますが、鼻白むばかりでした。自らの意志でその職に就き、口先だけペラペラペラペラ、人の心を平気で裏切って踏みにじる、裏切られるのがボンクラだとばかりに居直る。これの何処が女の強さなのか。ラストで悔しさに喚き散らすおもちゃの傍らで悲しみに耐えている梅吉にこそ、女性の、人間としての真の強さを感じました。時代に関わらない、芸妓で有る無しに関わらない、男女関わらない、人の有りようを考えさせられる幕切れが象徴する姉妹の生き様を見せてもらいました。 |
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