1.本年度の代表作になるという噂を耳に挟んでいたので、気合十分での観賞
見るまで気が付かなかったが
サイレンスに次ぐ信仰モノのアンドリュー・ガーフィールド節
あの少しヘラヘラした感じが逆にマッチしたか
ディアハンター、プライベート・ライアン程ではないが、突然の戦場描写に緊張感UP
ワラワラと湧いて来る日本兵を完全悪に演出したのは
製作国一方向からの視点であり
展開を鑑みて、そこに尺を割く必要はなく、これで良いと思う
戦地で、一時的優勢状態からの一夜を入れたことにより、殊更緊張感が増した
艦砲射撃の凄まじさや、手榴弾の描写などリアルで衝撃的
テーマからすると、まとまりの良い出来になっていると思う
不満なのは、冒頭で「実話です」と表示して
ラストで事を成し遂げた彼が、安堵し天にも上る演出をした後
エンドクレジットでの御本人達登場は、一気に引いた
実話であっても、ドキュメンタリーではないので
いろんな脚色を施して映画という作品にしたのだから
そのまま終われば良いものを
あれでは「本当か?だったら日本側にも言いたいことがあるぞ」と
作品の余韻が台無しになったと思ったのは私だけだろうか?