1.フジコ・ヘミングとはどういう人物なのか、2年に渡る撮影でその素顔に迫る。
14歳の時に書いたという絵日記も時折挟みつつ、どういう生い立ちだったのかも詳しく掘り下げられているし、ワールドツアーの様子(1ヶ月に5ヶ国10公演こなす時もあるとか)から、そのピアニストとしてのプロフェッショナルさも感じられ、ドキュメンタリーとしては凄く濃密な内容だった為かなりの満足感を得られた。
とにかく印象的だったのが、彼女の人一倍大きくて分厚い手。
その手が奏でる音楽は、時に繊細で時にダイナミック。
いつか生演奏を聴いてみたいものだなぁと思いました。