【コダマ】さん 6点(2003-12-04 00:26:42) |
44.はっきり言ってゴジラは初期作品が一番最強。最近のゴジラはアクション性の追及ばかりで、なんか大人も楽しめる子供番組みたいな気がしてならない。初期作品が現代のゴジラとこうも違うのにはびっくり。初期のほうがいいじゃん。てか誰か隊員だっけか自爆したのには感動した。これこそゴジラというか映画だろ 【アルカポネ】さん 8点(2003-11-29 19:57:04) |
43.《ネタバレ》 まず、エニグマさんもおっしゃっているように、ゴジラと目が合うという恐怖。彼は確かに上から我々人間を認識し、見下ろしている。比べて申し訳ないけれど、最近のゴジラでは、ゴジラが街に現れても人間には目もくれず、ただノッシノッシと直線的に歩いて行くだけなので恐怖感がない。ゴジラの進行方向に対して直角に逃げればすぐ逃げ切れる雰囲気がある。しかし本作では「追われる/ 襲われる」という恐怖が痛いほどまでに表現されている。熱線でパトカーごと焼かれる警官や逃げ惑う人々、狭い路地に逃げ込んだが崩れてきた瓦礫の下敷になる人々など、白黒独特の画面とも相まって、トラウマになりそうなほどの恐怖を感じる。私は戦争を経験していないが、おそらくこれはまさに空襲の恐怖そのものではないかと思う。終戦間もない当時、戦時中を知るスタッフが手掛けたからこそ、空襲へのメタファであるこれらのシーンが、これほどまでの迫力を持ち得たんだと思う。また、「ゴジラが現れた! →(カット変わって)→逃げる人々」ではなく、人間とゴジラが同じ画面内に捉えられているのも、恐怖を増幅する一因だと思う。とにかく、本編・特撮、共に人間の目線から描くことに重点が置かれており、それがこの臨場感を生んでいるのだと思う。…と、ベタ誉めしてきたけれど、何の縛りもない、初作だったからこそのアドバンテージもあったはずで、そういう意味では、後の作品より完成度が高いのは当然かも知れない(もちろん、だからこそ逆に凄いのだけれど)。後のゴジラ人気で、人間よりゴジラを描くことにニーズが変わっていったことを考えると、後期の作品に人間の目線が足りないのも致し方ないかも知れない。けど、個人的にはもう一度、このスタンスでゴジラを描いた作品が見てみたいと思う。なんとかなりませんかね、東宝さん…? 【カシス】さん 10点(2003-11-16 16:31:57) |
42.その後の作品と違って重みがあるのは確かにそう思う。評価が少し落ちるのは見にくいからだけ。 【ディーゼル】さん 7点(2003-11-15 20:24:44) |
41.「ゴジラシリーズの中にあってこの第一作だけは別格」というのは、周りの評判で聞いたことがあったので楽しみにしていたのですが、たしかにこれは凄い映画ですね。原爆や戦争といったものへの重いメッセージが感じられる気がします。単なる悪者と言い切れないゴジラの存在が圧倒的です。その他、何か陰を感じさせる芹沢博士の人物造形が印象的でした。 【マーチェンカ】さん 8点(2003-10-18 14:02:09) |
40.久しぶりに見ましたが、面白いですね~芹沢博士がカッコイイです。今のゴジラと顔が全然違う!!って半世紀近く前の映画だから当然か・・・・。後のすべての恐竜や怪獣映画の原点ということで、この映画に携わった人すべてに対し敬意を評し、8点とさせていただきます。 |
39.改めて観ると、やっぱりいろいろ凄い。 60年前の特撮映像そのもにフレッシュな驚きは勿論無いが、60年前にこの映画をリアルタイムで観た日本人はの恐怖と興奮は容易に想像でき、その「驚愕」が大変羨ましい。 ゴジラ映画の本質であるこのオリジナル作品の根底にあるものは、やはり「畏怖」だと思う。 未知なる巨大生物への畏怖、それにより生活が人生が文字通り崩壊される畏怖、そしてその発端は我々人類の所業そのものにあり、この悲劇自体が何ものかによる戒めであろうという畏怖。 この60年前の特撮映画が、ただの娯楽映画として存在したわけではなく、日本国内はもとより世界中において尊敬の念をこめて愛され続けたのは、まさにその神々しいまでの恐怖感によると思う。 一方で、改めてこの映画を鑑賞しなおしてみると、当時の日本の風俗や人々の価値観が如実に表れていてそれはそれで興味深い。 “オキシジェンデストロイヤー”を開発した芹沢博士は、実は時代に翻弄された悲恋をまとった人物で、映画的に捉えるならば本来もっと自暴自棄になってもいいはずなのに、最終的にはあくまで人道的に己の命を捧げる様は、悲しくて仕方がない。 名優・志村喬が演じる山根博士も、いかにも人格者的な古生物学者として振る舞ってはいるが、一人ゴジラの生態究明に固執する様は少々異様ですらあり、その目は時に狂気じみていた。 細かい所だと、菅井きんが演じていた婦人代議士の国会での熱弁の様だったり、死を覚悟して最後の放送を続けるテレビ塔のアナウンサーの様だったり、時代を感じる人間性やキャラクター設定が、60年後の今だからこその味わい深さになっていると思える。 また随所に散りばめられている戦争の傷跡と、反戦・反核へ警鐘も、決して仰々しいわけではないが実に切実に生々しく描かれている。 通勤電車での「また疎開はいやだなあ」という会話だったり、「もうすぐお父ちゃまのところへ行けるのよ」という母親の言葉だったり、ゴジラ急襲後に放射能反応を示される子どもたちの姿だったり……。 前代未聞の娯楽性の中に、この国が背負った明確な傷跡と、自らを含めそれを起こした人類への怒りを刻み込んだからこそ、この特撮映画は「特別」なものになったのだろうと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2003-09-29 12:12:36) (良:2票) |
38.オジは1954年生まれ、ゴジラとおない年です。ガキの頃、怪獣映画大好き少年で、あの頃の怪獣映画は全て観てたね。円谷監督は憧れの人で、オレは将来、怪獣映画を創るんだ、と本気で思っておった。そんな人間が、元祖「ゴジラ」を観た時の衝撃! 今まで観てた「ゴジラ」は何なの? という感じだったったね。今風にいうと、チョ~リアル~て感じ~。ドキュメントニュース映画を観てる様な感じだったね。テーマも良いし、戦後の金も物資もない状況でよく創ったと思うよ。それだけでも高評価! それはそうと昔は映画館でニュースをやってたんだぜ。それと地元商店のスライド広告。古いなワシも。 【すぎさ】さん 9点(2003-07-29 11:40:56) (良:1票) |
37.日本特撮映画史上の最高傑作! しかも、この映画ほどイマジネーションを働かせてくれる作品はそうはなく、傑作としての説得力は十分過ぎるぐらい持っている。“ゴジラ”という希有なキャラクターが日本のみならず世界中にその名を轟かすというのは、その存在がいかに激烈であるかの一言でしょう。とにかく想像上の生き物である怪獣“ゴジラ”を生み出したことが凄いし、素晴らしい。その山の様にとてつもなく巨大な生き物が白熱光線を吐き散らし、都市を破壊し尽くす様は想像しただけでも恐ろしい光景だ。個人的にはあまり理屈っぽく考えず、ただただ“ゴジラ”という巨大な生き物に恐れおののけば良いと思う。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-07-27 00:05:08) (良:1票) |
36.意外と怖い。昔の映画のわりに音楽はカッコイイ。怪獣映画というより普通の映画として骨組みが形成されている。テーマも今の時代に通じる「核の問題」ですから。新作も頑張って欲しい。 【どですかでん】さん 10点(2003-07-14 11:41:05) |
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35.モノクロ映像がとんでもない迫力を生み出しています。戦争で焼け野原になってから10年近く経ち、傷跡を残しつつも徐々に復興してきた東京、そこにまた核実験によって生み出されたゴジラが現れ、容赦なく火の海にしていきます。人々はなすすべも無く逃げまどい、ただ「チキショー」とか叫ぶんですね。泣けました。 【鱗歌】さん 9点(2003-07-13 15:26:35) (良:2票)(笑:1票) |
34.子供のときに見てトラウマになった作品。面白さがまったく色あせてません。すんごい怖い。最近のゴジラ映画なんて、足元にも及ばないんじゃないですか?日本国民なら一度は見るべき。 【ちゃむ】さん 10点(2003-07-09 01:03:40) |
33.テーマと特撮。作り手の情熱。そして、あの音楽。 これこそ唯一無二の怪獣映画。 |
【ビッケ】さん 10点(2003-06-22 15:08:40) |
31.小学校の頃、近くのレンタルビデオ屋で借りて見た。あまりに怖くて途中で見るのをやめた。そして数年後、テレビで放送されているのを見てすごくいい映画であることに気づいた。これは怪獣映画ではなく反戦映画だ。 【リトル】さん 10点(2003-06-19 15:37:34) |
30.この作品はプライベート・ライアンより、ブラックホーク・ダウンより戦争というものをしっかり描いていると思う。暗闇の中を暴れ、子供連れの母親だろうが、アナウンサーだろうが何とか船の事故から助かった生存者だろうがゴジラは無差別に殺し続ける。この姿は戦争と空襲そのものだ。病院でガイガーカウンターの反応が何を意味しているか分からなかったり、母親の死に泣きじゃくる子供たち。すべて戦争の廃墟で見られた光景なのだろう。アメリカ版では、この放射能うんぬんが全てカットされている。自分たちの国を悪役にしようとしないその姿勢には気分が悪くなってしまう。アメリカ版もフランスのせいにしていた。どうしようもない。 【クラウン】さん 10点(2003-06-18 17:13:34) (良:1票) |
29.記念すべきゴジラ映画第一作目である今作は、安易に怪獣映画とは言えない。ゴジラに襲撃された街は悲壮感に漂い、恐怖に満ちている。近年の子供だましのゴジラ映画とは本質的に違う。原点に立ち返って、緊張感漂うゴジラ映画をもう一度作ってほしい。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-06-10 09:40:30) |
28.さすがに古いが、十分面白い。ちなみに「怪獣」の発音が今とは微妙に違うのが面白い。時代を感じさせます。ゴジラも今とは造形が違ってますね。 【はむじん】さん 5点(2003-06-06 03:16:05) |
27.個人的に、このゴジラのテーマ曲は邦画史上最もキャッチーなテーマ曲の一つではないかかと思っております。これを見て初めて知りましたよ。今の怪獣映画と違って、この第一作目のゴジラにはちゃんとテーマ、メッセージがあるではありませんか。こんなにも悲しい話だったとは、、、、。 【あろえりーな】さん 7点(2003-05-31 21:46:58) (良:1票) |
26.最近のゴジラ映画は事あるごとに初代ゴジラを引き合いに出すが、まったく比べ物にならない。ゴジラがやや子供でも恐くなくなってきたから、ハム太郎同時上映なんて馬鹿みたいな真似できるのだろうが、この映画を子供に見せたら泣き叫ぶだろう。ゴジラが圧倒的に恐いからだ。今のゴジラは前を向き、ビルをやたら壊すだけで人間を殺そうとしているようには思えない。だが、初代ゴジラは人間を見ている。上から見下ろし、白熱光で焼き払う。その顔はあまりにも無力な人間を冷笑している。もはや「怪獣」じゃない。「魔王」と呼んだほうがふさわしい。これからは、ゴジラを完全に恐怖として描いて欲しい。怪獣プロレスではいけない。そして目線を下向きにしてくれ。 【エニグマ】さん 10点(2003-05-21 20:08:51) |