1.《ネタバレ》 水野遥という女の子。仲間外れにされていた少女時代のトラウマに屈することなく 心腐らすことなく身も心も綺麗に成長し ひと様に置いて行かれまいと必死に自分を磨き、または、ひと様を追い越し過ぎまいと必死にブレーキをかけ自分を調整し、そして人を信じ、そんな自分に好意を抱いてくれた男子と出会い恋をする。
某チャンネルではミッドナイトチャンネルという深夜限定枠の放送だった上に 《Rー15》 がついているものだから、てっきりそっち方面100%の不埒なもんだと思ってた。ところがどうして、全然事情が違いますやん。至って真面目で一途な女子の恋愛物語だったですやん。一部脇役の方が2~3人、ぽろりとおっぱい出してしまってましたが、そんなの今時の免疫付いたお子チャマたちにとっては屁でもないハズ。逆に15歳以下の青春諸君にこそ支持をもらえそうな恋物語であるはずなのに。その点なんだか惜しい、なんでR-15なんだ‥。そんな感じのこの物語なんですが、後に、原作漫画についても調べてみました。 なるほど、原作のほうでは逆に彼氏:村上君目線で進んでゆく物語となっているわけですね(逆にというか、こちら映画版のほうが逆にってことなんでしょうが。) まあ、なるほどです。 しかしです、ならばこそなんですが、自分としては、こちら水野遥目線のこちら逆バージョンだったからこそ好きになれたのでしょうね。水野遥ちゃんってかなり良い子だ。明るく真面目で そしてかわいらしい。そして何より健気じゃないか。女子的純愛物語として十分楽しめましたよ。 水野遥=三津谷葉子、自分としては理想の女性像なのかもしれません。別におっぱい全てまでさらけ出してくれなくたっていいんです。隠してたっていいんです。逆によかったと思うのが、終盤、山小屋でのあのシーンでした。三津谷葉子、顔やその表情だけで十分色っぽさを感じた。特に半開きの唇にはドキドキしてしまった。そんなこんなでそれだけで十分でしたね。十分楽しめた。最後はいきなりの悲しさだったし、ほんと、ラストのラストは、いちいち監督出てきて胡散臭くなってしまいましたが、それも含めて全部ひっくるめて よかったと思うんですよね。この物語。嫌いじゃなかったです。好きですね。