泥の河のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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泥の河

[ドロノカワ]
Muddy River
1981年上映時間:105分
平均点:7.98 / 10(Review 42人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-01-30)
ドラマモノクロ映画青春もの小説の映画化
新規登録(2003-10-27)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2021-02-25)【イニシャルK】さん
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監督小栗康平
演出浅田英一(演出助手)
キャスト田村高廣(男優)板倉晋平
藤田弓子(女優)板倉貞子
加賀まりこ(女優)松本笙子
蟹江敬三(男優)巡査
殿山泰司(男優)屋形舟の男
芦屋雁之助(男優)荷車の男
初音礼子(女優)タバコ屋
八木昌子(女優)佐々木房子
原作宮本輝「泥の河」
脚本重森孝子
音楽毛利蔵人
撮影安藤庄平
喜久村徳章(撮影助手)
配給東映(東映セントラルフィルム)
美術内藤昭
編集小川信夫
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
東宝録音センター(録音所)
照明安河内央之(照明助手)
吉角荘介(照明助手)
その他東京現像所(現像所)
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5.公開数年後くらいにTVで観ていて印象が良かったのですが、最近単体でDVDが発売されたので、久々に再見しました。
筆者の加齢に伴い、若いころは気づかなかった登場人物達の心情が諸々身にしみ、とても感動しました。
子役三人、田村高廣、藤田弓子、加賀まりこらの素晴らしい演技、モノクロ映像に1950年台頃の映画のような抑えた演出で、かつてのこの国の市井の人々の生活、その中のそれぞれの悲しみを見事に描き出していると思います。
クリプトポネさん [DVD(邦画)] 10点(2017-08-04 19:42:02)
4.宮本輝さんの小説を読んだことがあったので何気に鑑賞しました。
何気に鑑賞したはずなのにどんどん引き込まれて一気に休憩も入れずに最後まで観てしまいました。
すべての役者さんが登場人物になりきっててよかったです。
子役3人とも凄いです。あれ本当に監督の演出でやってる演技だろうか?
これぞ映画という気がします。観客をいい意味でだましてくれる映画。
本当にリアルな世界を作り出しています。
このような映画にまた出会いたいです。だから映画っていいんですよね。
キャメルさん [DVD(邦画)] 10点(2015-11-03 13:11:22)
3.《ネタバレ》 かなり思い入れが強く点数も10点です。燃えながら落ちていく蟹をじっと見つめる少年の目、すべて受け入れてなお哀しい母、思い出しただけでちょっと涙目になってしまいます・・・。
longsleeper21さん [映画館(字幕)] 10点(2006-05-29 12:49:47)
2.生も死も、大人も、人間の業も、かつてはこんなに子供の近くにあったんですね。大人はそれらをなるべく子供から遠ざけようとしますが、隠し切れない、ぎりぎり漏れて伝わってくる大人の価値観を、ひとつずつ小さな頭で消化しながら人間を形作っていくものです。だから、大人が考えるより子供は大人なんですよ。50年前にこれほど身近にあった死生観は、今や電話の陰に、テレビの奥に、PCの向こうに追いやられてしまいました。日常的に隠されているものだから、いざというとき、大人も死生観について子供にどう伝えてよいのか、全くわからなくなってしまったのではないでしょうか。最近の子供は何を考えているかわからないというようなことを平気で言ってのける無責任な大人は、その想像力を欠いた固い頭をこの映画に粉砕されるでしょう。信雄も喜一も銀子も、大人と同じように強く、同じようにもろいんです。作品を重ねる度に難解さが深まっていった小栗康平の、僕にとっては最高傑作です。
アクシスさん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-07 01:58:35)(良:1票)
1.宮本文学全般に漂う「死生観」を上手く掬い取って視覚化した名作です。当時加賀まりこばかりが絶賛された記憶が有るが、他の出演者の方、特に田村高廣がふとした拍子にみせる、人生の残酷な部分を知ってしまった男の疲れた表情は素晴らしいと思う。藤田弓子のお母さんが子供たちに注ぐ眼差しの暖かさも良し!別れのシーンも含め忘れ難い箇所は幾つもあるが舟べりで子供達が蟹を焼き殺す場面は秀逸。
放浪紳士チャーリーさん [地上波(邦画)] 10点(2004-08-29 10:41:37)
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【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 7.98点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
512.38%
637.14%
71023.81%
81535.71%
9819.05%
10511.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review4人
2 ストーリー評価 8.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review5人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 8.75点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

1981年 54回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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