1.高橋しんの同名タイトルの漫画を映画化した作品。
私自身、原作漫画が好きな分この映画の出来にはがっかりだった。
まず主演の窪塚俊介の演技が、素人かと思うほどに下手。"てつ先輩"役の役者さんも下手だった。
そんな役者の演技に対しての不満と、世界観に対しての不満。現代の日本、札幌の空に戦闘機が飛び交うのは、漫画ではよいとしても、映画ではリアリティが無い。
そして、この映画のコンセプトが戦争なのか、SFなのかパニックなのか恋愛なのか…全くもって定まっていないと思う。
これは明らかに映画版の制作者側のミスである。
原作とは違ったラストも、少し受け入れがたかった。
結論として、原作ファンは勿論のこと、一般の人でも楽しめない映画になってしまっていると思う。