1.《ネタバレ》 2011.1.31鑑賞。韓国のオリジナル版は未見。異なる時制の二人が愛し合うというアイデアは面白く、切ない。ただし、ストーリーがいただけない。タイムトラベルものは、ただでさえ他の映画よりも観客が粗捜ししてやろうと前のめりになって観てしまうものだ。サンドラが、はずみでキスしてしまった男性=キアヌだと思い出した後で、過去に交通事故を目撃し、介抱するという衝撃的な出来事およびその被害者=キアヌであることを思い出さないはずがない。思い出すのがストーリーの後半というのが構成が致命的だし、思い出した途端、今彼をほっぽりだして、挙句に乗り換えるというのも唐突だ。そもそも「今」に生きているというアドバンテージを持ってるのにサンドラの頑張りが足りないんだよなぁ。あとタイムトラベルというSF映画なのに、記憶に残るビジュアルエフェクトが無いというのも欠点だ。