1.《ネタバレ》 見終わって感じるのは、ブルース・リーは唯一無二の存在であること。
演じきれる役者などいない。
いくら見覚えのあるアクションを真似ても、憂いを含んだにじみ出るオーラや技のキレが違いすぎる。
なので映画としてはつまらないが、ブルース・リーという人物を知る一助にはなる。
それでも、100分足らずではブルース・リーの人生を深く描き出しているとはいえず、物足りなさは残ってしまう。
議論を呼んだ謎の死についても、ときどき鎧兜の悪魔に襲われる幻想が挿入されるが、踏み込んだ具体的描写はしておらず、曖昧に逃げたようにもとれる。