7.《ネタバレ》 幼き日のアタシ、カマした一つの嘘が二人の男女の仲を引き裂く。獄中生活と戦争がさらに二人を引き離す。結局結ばれない二人。この罪は重い、とても償いきれねえ。一生悔いるアタシ。話のテンポは決して良くないけれど、最後は余韻の残る形でまとめられていた。後に名女優となるシアーシャ・ローナン。その特徴的な蒼い瞳をのぞかせて、出番の多くない13歳のアタシを好演。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-05-30 22:08:46) |
6.2017.05/31 BS鑑賞。ナイトレイより妹タリス役が主人公で三つの時代ごとに役者が変わるが演技も良かった。邦題は「つぐない」より「贖罪」のほうが軽くなく相応しと感じる。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-02 00:07:17) |
5.《ネタバレ》 いやあ・・、こんな話聞かされても困るなあ。なんて言えば良いんだよう。「ドンマイ」か。 後悔は理解できるし、実際 冤罪での刑務所暮らしは苛酷だろう。でも戦争が始まったのはこの人の悔恨とは別次元の出来事だし。もっと言うと、他人の人生を自分が狂わせたとか思うのはやや傲慢かもよ。密告が無かったとしても、軍医として戦場に赴いてキーラに一度も会えずに戦死していたかもよ?人の人生など、操作できるのは神のみ。前線で、阿鼻叫喚の現場で同胞がばたばた死んでゆく中で昔13の女の子に濡れ衣着せられたことなど、彼の思考の何%を占めていただろうか。 小説の中で二人を会わせて、自分で贖罪だと納得したのなら、まあそれでもいいんじゃない。ただ、観てるこちらはがっつりと疲れた。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-15 23:42:37) |
4.《ネタバレ》 ロビー視点の戦争話のところで気持ちが離れて行きました。 戦争の話より、有罪に至るまでの話や刑務所にいる間にロビーがどれだけ苦しんでいたか、その時々でブライオニーはどういう風に振る舞ってきたのか等、描くべきところはいくらでもあっただろう。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-05-03 19:17:55) |
3.《ネタバレ》 時間をさかのぼって同じものを別の視点から描くというのをこういう映画で使われたのを見たことがなかったので、そういう意味では斬新であったが、はじめは少し混乱した。結局のところ最後の展開によってどこまでが真実でどこからがそうでないのかがはっきりしなくなり、余韻を持たせたつくりになっていて、それがあってよかったと思う。 【HK】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-31 10:51:54) |
2.《ネタバレ》 監督とキーラが前回組んだ「プライドと偏見」は脚本が古典的なわりに演出に目立ったところもなかったので少々物足りない印象を受けたが本作「つぐない」では脚本、演出に面白みがあり自分としては十分に満足できる大河ロマンだった。しかし感情面に訴えてくる事がなく、感動が薄い感じがした。この題材ならばまだ感動的な作品にできたはずであるが展開が遅く冗長になってしまっている。つくりはとても丁寧だし、環境音がそのまま溶け込んだ音楽も独創的で美しい英国の風景の撮り方も巧いし構成もおもしろい。テクニカルな部分が強く印象に残った。なかでも浜辺の長まわしは圧巻だった。主要キャストの演技も良かった。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-19 11:01:02) (良:1票) |
1.脚本が緻密でしっかりしているので単なるメロドラマにはならなかったけど、いまひとつ入り込めなかったのは時間軸が変わることによって真実を見せる手法のせいかも。セシーリアは劇場型キャラでわかりやすいのですが、誠実な雰囲気のロビーが「カント」という言葉を手紙に書くのは違和感がありました。印象的な映像と重厚な音楽の取り合わせが秀逸でした。 【omut】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-18 03:00:51) |