1.《ネタバレ》 (TVシリーズ未見。前作の劇場版は鑑賞済みという立場での感想です。)前作にあった強度の“ゆるゆる感・グダグダ感”は鳴りを潜め、小気味良くなった印象です。堤幸彦監督の『TRICK』シリーズに近いリズムを感じます。TV版『ケータイ刑事』に思い入れのない自分としては、前作よりも本作の方が見易くてイイと思いました。ただしシリーズファンは、前作のようなアクの強い作品を好むのかもしれません。夏服の制服やくのいち風コスプレ等、主演2人の魅力を引き出すサービスカットは目白押し。彼女らのファンなら間違いなく楽しめると思います。個人的に嬉しかったのは、『噂の刑事トミーとマツ』の復活。松崎しげるの口から「トミ子~ッ」という台詞を聴けただけでもう大満足でした。そんな愛すべき2人のオッサンと、一人生真面目な演技を披露してくれた星野真里嬢に加点し、甘めの採点となっておりますことをご了承ください。