7.《ネタバレ》 事件の解決にコロンボの犬がひと役買うことで有名なエピソード。それでけっこういい印象を持っていたのですが、後年LDで見直したらちょっとがっかり。ホテルの部屋のドアが都合よく開いていたり、すり替える薬をどうやって手に入れたのか不明など、犯人に都合のいいところが多いです。まあこのエピソードのキモは、倒叙ものなのに被害者が死ぬまでに開始から1時間も経っていて、しかも最初の殺人でなぜ死ななかったのかが、最後に大きなポイントになってくることでしょう。そのアイデアは面白いですし、最後にうまく生かされていると思います。今回字幕で見直して、記憶していたほどつまらなくはなかったです。とはいえ、やはり問題点は多く、全体として強引な運びが目立ちました(クレイトンとデューデックが事前に会って試合をするなど)。ローレンス・ハーヴェイは神経質そうな犯人を好演していました。 なお、最初の悪夢の場面は光がチカチカする演出なので、今後日本のテレビでは放送されにくいかもしれません。 【アングロファイル】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-05-24 22:24:42) |
6.《ネタバレ》 今回の犯人は難聴のチェスプレイヤー。冒頭からタイトルマッチでの対局を控えた犯人と今回の被害者である老人との関係や、チェスで勝ち抜くことが人生のすべてといったふうな犯人の深層心理が丁寧に描かれているが、今回の犯人の動機はこの老人との対局で勝ち目がないから殺してしまうというえらく子どもじみたもので、殺人事件を起こす動機としては正直言って見ているこちらが呆れてしまうほど弱く、プライドの高そうな勝負師のやることとは思えないし、この犯人自体も魅力には乏しい。難聴という犯人の特徴を活かした結末で、これもやや強引に感じるが、この強引さはこのシリーズらしいところで決して嫌いではない。それよりも今回は犯人が一度手にかけた被害者が一命を取り留めるというこの手の倒叙ミステリーとしては珍しい展開が面白く、結局終盤近くになって被害者は死んでしまうものの、それまではひょっとしたら今回は未遂のまま犯人がコロンボに逮捕されて被害者は最後まで死なずに済むのではと思いながら見ていた。 少し甘いかもしれないがこの展開にプラス1点。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-01-11 14:13:44) |
5.《ネタバレ》 デューディックさんすごいいい人なんだけどなぁ 気さくな感じでね でもそれって勝者の余裕?かな 一瞬にして薬のリストを覚えるとこは ほんとこのテの人はしそうだよなぁ 途中で「誰が得をするのか」的なセリフあったけど、でてくる証拠・状況かんがえたら犯人バレバレ これぐらいなら警部 余裕ですな! ※おまけ 犬名前ないんですね 考えてあげましょうよ警部(笑 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-17 10:01:55) |
4.《ネタバレ》 コロンボに何本かある「え、こんなことで逮捕できるの?」と思わせる作品の中の一つ。しかもこの作品の場合、そもそも殺しの動機が弱すぎることもあって(愛情や遺産をめぐる殺人というのは実際にもあるが、チェスや将棋で「対戦相手に勝てそうにないから殺す」というのはちょっと現実には聞いたことがない)無理がさらに重なる印象を受けてしまう。で、そういうところに疑問が浮かぶと、例えば薬のリストをちょっとみただけで暗記するというのはともかく、それを暗記してどうするんだ? みたいな疑問も浮かんだりする。殺したいのなら適当な毒物を混ぜればいいだけのような気がするし、そうじゃなくてその薬の成分をうんと強くして殺すつもりだったというのなら相当その方面の知識が必要だろうから、なぜチェスの名人がそんなこと知ってるんだということになってまたしても不自然さが増す。あとレストランでのチェスだけど、チェスというのは将棋と違ってとられた駒はもとに戻せないからどんどん駒が減って行ってしまうはずなのだ。あんなに長時間打っててあんなに駒が残るものなんだろうか? まぁどうでもいいことですが……。 あ、あと一つだけ。殺された名人がなんとな~く鈴木銀一郎氏に似てると思ったのは、私だけだろうか……(汗)。 【空耳】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-07 15:58:00) |
3.デューデックは本当に温厚な人物なのか、クレイトンに見せる優しさは負けないという絶対の自信からくるもので、見下しているように見えました。クレイトンはコロンボにネチネチからまれても、あくまでも冷静に対応し、知力対知力の火花が飛び散る様子は見応えありました。ラストもあれだけでは決め手に欠けるので、冷静さを失わなかったら切り抜けられたはずで残念です。警部、今回はギリギリの勝利でしたね、それとデューデックにとどめをさしに来る事が予想されるであろうに、死なせてしまったのは失態ではないですか!と申し上げたいです。 |
2.警部、結局あなたのチェックメイトが犯人に一番こたえたと思いますが。それと、獣医さんはペットの預り屋じゃありませんよ。 【taron】さん 6点(2004-09-28 20:32:32) |
1.オープニングの悪夢のシーンが強烈でした。犯人が自信を失い、段々と追い詰められていく様子が巧く描かれていたと思います。ただ、オチがいまいちでしたな。耳が聞こえないという設定を使いたいがために無理矢理用意したような感じで・・・多少の強引さを感じました。 【きのすけ】さん 6点(2004-06-05 12:45:21) |