田舎司祭の日記のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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田舎司祭の日記

[イナカシサイノニッキ]
Le Journal D'Un Cure De Campagne
1950年上映時間:115分
平均点:7.86 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2003-09-21)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2007-10-14)【にじばぶ】さん
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監督ロベール・ブレッソン
脚本ロベール・ブレッソン
音楽ジャン=ジャック・グリューネンヴァルト
撮影レオンス=アンリ・ビュレル
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4.《ネタバレ》 すごく生真面目な作風で、ちょっとしたことでも日記(独白)という形で心の葛藤を表現してくる。
とにかく暗くて神経質で、村人と馴染めない様子も、若き司祭の暗そうな顔から「本当にこいつ大丈夫なのか?」とこちらも心配になってくる。
後半になるにつれてどんどんしょぼくれていく様というか受難に次ぐ受難ががなんとも哀れな感じだけれども、一瞬だけ、若きオートバイ乗りの彼と話してる時だけ、表情が軽くなったような気がしたのが救いでした。
なかなか難しい話ではありましたが、結構心にのしかかってくる作品でした。
クリムゾン・キングさん [映画館(字幕)] 7点(2021-07-10 17:37:53)
3.《ネタバレ》 絵日記ならぬ映像日記が監督らしい愚直さで綴られる。若き司祭の住民と折り合えない苦悩が重くのしかかってくる。彼の姿に「愛してやるから愛し返せ」は言い過ぎとしても、愛されなくても愛しますという大らかさが足りなく見えた。彼の遺言「それがどうした、全ては神の思し召しだ」に神には感謝するものであって縋るものではないと思わされる。ほんの一瞬の若者らしい笑顔の瑞々しさが強烈な印象を残す。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2019-03-31 20:55:40)
2.《ネタバレ》 神に祈れなくなった司祭の苦悩なんて、悪いけどどうでもいいです。こういうこと悩んでる人がいるんだ、という興味以上には突っ込めず、また中途半端に分かったつもりになるのも失礼かと思って、それなりに眺めるように鑑賞した。重要な領主夫人との会話の場、信仰論争の凄味は伝わってきて迫力あるんだけど、語られている言葉が頭の中で整理されないうちに次々進んでしまい、やはり私には消化不良気味。でもこの映画は、世間知らずの若者が社会に出て戸惑う、という普遍的な青春ものの面も持っていて、頭でっかちの青年司祭が、領主夫人が抱く現実のナマな苦悩・悲惨に対してはまったく無力で、ぺちゃんこにされちゃう、という話でもあるわけだ。村人たちが向ける冷たい視線、こいつ司祭やってく能力あるのか、と常に量られているような不安感、少女ですらそういう目で見てくる。そういうところはシミジミ迫ってきて、つまりすごく分かるところとすごく分からないところとが、渾然としている映画だった。オートバイの青年(領主の甥なのか)と出会うとこなんか、やっと主人公が明るい顔になったぞとホッとすると、駅に着いてまた神様の話始めちゃうから暗くなっちゃう。ブレッソンとしては『抵抗』や『バルタザール…』みたいに無条件で感動はできなかったが、スタイルはもう完全に出来上がっていて、きっと見る人が見れば傑作なんだと思う。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-23 12:17:35)(良:1票)
1.これって、観た直後は「単なる暗い映画だなぁ~」という印象でした。
それがそれが、観てから時間が経ち思い返してみると、なんか心に残っているものがあるんですよね。
物静かだけど記憶に残る、観終えた後にじわじわと影響を及ぼす作品だと思います。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-13 15:16:58)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.86点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7457.14%
8114.29%
9114.29%
10114.29%

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