4.《ネタバレ》 すごく生真面目な作風で、ちょっとしたことでも日記(独白)という形で心の葛藤を表現してくる。
とにかく暗くて神経質で、村人と馴染めない様子も、若き司祭の暗そうな顔から「本当にこいつ大丈夫なのか?」とこちらも心配になってくる。
後半になるにつれてどんどんしょぼくれていく様というか受難に次ぐ受難ががなんとも哀れな感じだけれども、一瞬だけ、若きオートバイ乗りの彼と話してる時だけ、表情が軽くなったような気がしたのが救いでした。
なかなか難しい話ではありましたが、結構心にのしかかってくる作品でした。