15.《ネタバレ》 もし本作が『フォレスト・ガンプ/一期一会』と同じ日本の配給会社だったら『プリディスティネーション/一人相撲』だったに違いない。 【目隠シスト】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-05-05 11:16:59) (良:2票)(笑:2票) |
14.《ネタバレ》 とんでもない扉を開けてしまった気分。タイムパラドックスという鳥かごから無限に出られない一人の人間による無限ループな人生。名も無きバーテンダーは何のために生きているのか。少なくとも自分の為に生きている瞬間は無さそうだ。一人の爆弾魔を追うことだけを目的としている。天職というかそれしか出来ないと言っている。その行動が自分を生み出し、自分を滅ぼそうとしている事に気づいたのはいつなんだろう。殺したいほど憎んだ男が自分だったらと知った瞬間、過去の自分の顔を見た瞬間、そんな顔をしていたのか、とても綺麗だと思った瞬間。これだけがこの人生で幸せを感じることの出来た瞬間だったんだろうな。繰り返される無限ループの中で、毎回一回ずつくらい幸福な瞬間が増えていくのだろうか。何ともタフな宿命を背負わされたもんだ。何度か見返すべき作品として、とんでもない大作であることは間違いない。それでも当時は全く話題にならなかった。クリストファー・ノーランやリドリー・スコットだったら違ったんでしょう、宣伝効果が違うから。ちょうどその年のクリストファーはインタステラーだったか。そんな訳で陰に隠れた秀作になってしまったが、一度見たら見る側も無限ループの世界へ導かれてしまう。とんでもない作品でした。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-02 11:50:47) (良:3票) |
13.《ネタバレ》 面白かった。 とても内容が濃くて2時間はあったように感じたけど、たった97分の作品でしたか。 鶏が先か、卵が先か、なんて考えても仕方ないことは理解してるけど、どこが始まりだったのか考えてしまいます。 もう1回最初から見て、色々と確認しようかとも思ったけど、それは蛇足かも知れませんね。 どう考えても無限にループするだけで、答えなんてあるはずないんだから。 【もとや】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-29 18:44:41) |
12.引き込まれます、そして引きずります、すごい映画としか言えませんね。 50年代にかかれた原作「輪廻の蛇」は60年代ー90年代の「未来」の話を描いているんですね、でも、これは完全にいまからみてすごくよくできていて、身震いしてしまいます難しいでも!面白い。 インセプションが好きな人にはこれ、はまるんじゃないでしょうか。クリストファー・ノーランならもっと大がかりな映画に仕上げていたのかもしれませんがこのこじんまり感もたまりません。脚本・監督・音楽などを手掛けた一卵性双生児の兄弟はとんでもない天才なんでしょうね。 あ、あと個人的にジョンが時々ディカプリオに見えます(^_^) 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-22 16:50:27) (良:2票) |
11.《ネタバレ》 前半のジェーンの半生も魅せ方が上手い。 後半もちょっと難解だったけど面白かった。 よくこんな話を思いついたもんだ。 後半の少しずつネタばらしされていく過程はサスペンス的で引き込まれた。 ただ冒頭の顔の皮膚移植された場面はどうみてもデッドプールで もしかしてマーベル系かと思った。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 8点(2020-07-27 00:07:49) |
10.《ネタバレ》 評価が高かったので鑑賞。SFとは思いませんでした。特にタイムマシーン物は字幕を追うだけでも大変でストーリーについて行くのが精一杯。奇想天外な展開にドキドキしたが、観賞後もいまいち理解できなない部分もあったりして。。。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-04-27 23:11:34) |
9.《ネタバレ》 いきなり序盤から面白い。こういうグイグイくる映画はいいね~~。前半のBARでの大波乱の半生を語る場面からの、後半はタイムトラベルものになるというちょっと意表をつく展開も面白い。いやー、イーサン・ホークのベテランのシブさが炸裂しててとても良いんだけど、それにもましてのジェーン役のサラ・スヌークですよ、圧巻の演技とはこのことをいうのではないか、と大げさなことを言いたくなるほど本作のサラ・スヌークはすごい! バーで話す男がまさかのジェーンとは!ほんとすごいよこの子は(ジョンのときはディカプリオにちょっと似てるね)。まぁタイムトラベル物のお決まりでやはりお話しが複雑になりがちだけど、比較的登場人物も少なめで話しが飲み込みやすいし、ストーリーも独特の深みがあって余韻が残るね。うん、なかなか良い映画でアリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-02-14 18:43:03) |
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8.《ネタバレ》 素直に面白かったですが、タイムパラドクス系は難解ですね。 いろんなサイトの考察を見て理解を深めないと、この作品の面白さは理解しにくいと思いますが、 わかった時には唸らされるような作りでとてもよかったです。 【ローグ】さん [DVD(吹替)] 8点(2017-07-09 21:10:32) |
7.《ネタバレ》 いやー、自分が今まで観てきた中でも「?」がトップクラスで多かった映画でしたね。でもこの「?」は良い意味での「?」であるのも確かです。タイムパラドックスを扱った作品としてはかなりのハイレベルで、間違いなく『バタフライ・エフェクト』を超えていると思います。自分の中では「タイムトリップでその当時の自分と出逢ったらどうなるのか」という疑問がずうっとあって、これはある意味哲学的な思考実験でもありますが過去のタイムトラベル映画では「そのような邂逅はしてはいけない、もしくは起こり得ない」というスタンスで撮られていて、自分としてはまあ納得していたわけです。ところがこの映画にいたっては出逢うどころか過去の自分とアレまでしちゃうし、いやさすがにネタばれありとしてもこれ以上書けませんけど、自分の常識をぶっとばしてくれる衝撃的なプロットです。ここではいわゆるパラレル・ワールド理論はまったく無視されていて、この映画の世界は時間が完全にループしているだけで完結している宇宙だと考えるしかないんでしょうね。 イーサン・ホークはSF映画ではほんとに輝く役者で、素晴らしい演技だったと思います。でも衆人の一致するところだと思いますけど、サラ・スヌークの高度な演技も驚愕ものです。何と言いますか、“オーストラリアのジョディ・フォスター”と呼んであげるのが相応しいんじゃないですか。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-13 23:19:54) |
6.《ネタバレ》 タイムパラドクスもののSFをいくつか見たことがある人なら「整形手術」や「孤児として捨てられて」のあたりでおおよそのストーリーの予測がつく人が多いのではないかと思う。むしろあらすじを聞いた段階で刑事と犯人が同一人物というのは、浮かぶ人には浮かぶアイデアだと思う。 ■ラストの爆弾魔になるところがほぼ全部カットされているので、深掘りしてほしいところがなくなっていきなりエンディングという印象であった。「これからどうするのか」は想像に委ねるにしても、あそこにいるもう一人の自分の変化過程はもう少し描いてほしかったところ。 ■「父であり母であり子」というのは徹底した設定で、まさに「尻尾を食らう蛇」のごとき初めも終わりもない円環である。これを支えているのがサラ・スヌークの脅威の演技力で、最初のバーのシーンでジョンが女性だとは全く見抜けなかった。ケヴィン・スペイシーもそうだったけど、こういう演技力が圧倒的に必要な映画での役柄をこなすことでこの女優さんも将来有名になるのではなかろうか。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-10-13 11:59:31) |
5.《ネタバレ》 何も期待せず鑑賞したのですが、これはまさに掘り出し物。 最初の爆弾設置&爆破のシーンから「お?ずいぶんと凝った画作りだな」と、映像センスの非凡性に目を奪われ、 次にその独創的な物語の展開に目を奪われ、そしてセーラ・スヌークの見事な演技に目を奪われ、、、。 この女優さん、ついこの前も「ジェサベル」というホラー映画を鑑賞したんですが、 そのときもこの人はすごく演技派だな〜と強く記憶に残っていた矢先なのです。 特殊メイクの見事さももちろんありますが、こんなにも難しい役どころをこれほどまでに演じきるとは。 原作はロバート・A・ハインラインのSF小説だそうですが、これはなんの予備知識もなく観た方がよりハマると思います。 タイムトラベルというかなり古典的なものを扱うSFだけど、他のSF映画より頭一つ抜きん出た快作であります。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-09-12 23:43:50) |
4.《ネタバレ》 "----All you zombies----" by Robert A. Heinlein 1958年に書かれた非常に短いSF短編小説が原作です 初見では内容が完璧に把握しきれず、5回目くらいにFizzle Bomberの目的がなんとなくわかりました この映画が日本ではあまりヒットしていない理由がよくわかりません 物語への引き込みよし、伏線の多さと意外性が強烈で、タイプライターやオイルライターなどの小道具が 実に細々と設定されていて、映像美と複雑なシナリオをよくまとめています 主演の二人も名演技で会話も洗練されている The Unmarried Mother: This life. Is it lonely? 愛のない人生は人を狂わせる、目的だけの人生は目標を失うと脆い そういう哲学も回を重ねる毎に、どんどん視聴者にのしかかって来ます 【psw】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2015-08-14 23:10:53) |
3.《ネタバレ》 冒頭15分は何が起きているのかサッパリ分かりません。さっきのシーンには一体何の意味があったのか、今画面に写っているのは誰なのか、そいつはなぜここにいるのか、そういうことがまったく分からないわけです。時空捜査官を主人公としたSFのはずなのに派手なガジェットやSF用語も登場しないまま、舞台は70年代NYの場末のバーに。そして、店に来た客とバーテンとの会話劇となり、さらにはその客がフォレスト・ガンプみたいな身の上話を始めて、どんどんSFからはかけ離れていくのですが、その身の上話が滅法面白いので引き込まれます。その後、客とバーテンの正体や、なぜ舞台が70年代なのかという理由が明かされ、物語は急速にSF方面へと舵を切っていきます。前半で張り巡らされた伏線もここでキッチリと回収され、すべての要素が完璧に繋がり収束。これをたったの90分でやりきってしまった構成力、この兄弟監督の手腕には恐れ入りました。 タイムトラベルものといえば、歴史的大事件に介入するようなスケールの大きなテーマをまずは思いつくものですが、これを映画化する場合には、舞台を小さく設定した方がうまくいくようです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も『バタフライ・エフェクト』もそうでしたが、主人公を取り巻く家族や友人との物語に終始し、舞台をひとつの町内としたことが成功の要因でした。その法則に当てはめると、本作は考えうる最小単位のドラマであり、そもそも手堅い成功が見込める素材だったと言えます。鍵は、登場人物達が同一人物であることを観客に気付かせないことであり、文章で表現する分にはさほど難しくないこの部分を、どうやって役者に演じさせるかが唯一にして最大の問題でした。本作は、イーサン・ホークという演技力はそこそこあるのになぜか目立たないスター俳優と、サラ・スヌークという奇跡的にうまい役者さんを発見したことにより、この点をうまく処理できています。 作品全体の感触は、名作『12モンキーズ』に近いものとなっています。歴史改変をミッションとするはずの時空捜査官が、変えられない運命に絡め取られていくという逆説的な物語。そこら辺の倦怠感をうまく醸成できている点が見事でした。無から生み出された人物という設定はSFとしては✕ですが、寓話としては面白いので、こちらも良しとしましょう。緻密な映画ではありますが、考えすぎないことが大事だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-07-18 02:28:03) |
2.観終わった後、この映画のプロットを思い出して、その理屈というか筋を最後まで考え抜くこと。それができるかどうかでこの映画の評価は変わってくるんじゃないかと。僕はそれをだいぶ早い段階で放棄しちゃいました。てへっ。でも、楽しかった。二人の人物が結構な時間を掛けて会話をするシーンがあるんですが、そこだけでめちゃくちゃ引き込まれましたね。洒落たダイアローグに卓越した演技力。カメラワークもさりげなく良い感じ。後にカルト映画になるかも。 【Y-300】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-17 03:41:18) (良:1票) |
1.ハインラインの小説「輪廻の蛇」が原作ですが、原作は未読で鑑賞しました。 そもそも事前情報はほとんど知らず、テキトーに選んで鑑賞した映画だったんですが結果的に大当たり。 タイムトラベルものとしてはトリックというか、構造自体は古典SFが原作だけあって 目新しいものではないが、良質な演出と演技によって97分と短いながらも濃密な時間を過ごせました。 こういう複雑なトリックやミステリを魅せる映画は人によって、面白さがかなり上下するので万人受けはしないでしょうが SF好きなら一度は見てみるといいと思います。 【ポトフ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-16 22:08:30) |